日本の森の花便り(初夏編)

初夏を迎えようとする「日本の森」。いろいろな花が咲き始めました。
ヤマアジサイも咲き始めました(▼写真1)。

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これはネズミモチ(▼写真2)、花は小さくてかわいらしいものが房のように連なっています(▼写真3)。

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モチノキといえば、樹皮から「鳥もち」をつくることができるというのは、昔、なんかの小説で読んだ覚えがあります。鳥もちとは食べるものではなく、鳥や虫を捕るために使うゴム状の粘着性のもので、よし!今度、つくってみようと思ったら、ネズミモチはモチノキとは科が異なるので、鳥もちはできないんだそうで...残念。
あと「ネズミ」の名は実がネズミの糞に似ているためって、確かに!!(▼写真4)

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春先からたくさん落ちていたんですけど、これはなんだろか?って思ってました。
中央の大きな擬木の周りのつる状植物はテイカカズラです(▼写真5)。

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花はそばに寄るととてもよい匂いがします。色も先初めは白っぽかったけどだんだん黄色みががってきました(▼写真6)。

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「テイカ」というのは平安時代末期から鎌倉時代初期の歌人・藤原定家からで、彼が亡くなった恋しい人を忘れることができず、この花に生まれ変わり、お墓にからみついたという伝説からだそうです。ちょっと怨念を感じてしまう?

こちらはサワガニの滝に咲くユキノシタ(▼写真7)。

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雪の下、なんて名前だし、寒い時に咲くのかとずっと思っていたら、初夏の花だそうです。名前の由来は諸説ありますが、花の形が白く細長いことから「雪の舌」というのを私は推したい!というのは個人的に大好きなダイモンジソウの花に似ているからです(▼写真8)。

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中国では葉が虎の耳と同じ形をしているので「虎耳草(こじそう)」と呼ばれています。今度ニフレルでアクアくんの耳と比べてみようと思いました。

その他、屋上で咲いたシランの鉢も置いてみました(▼写真9)

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花咲く「日本の森」は色とりどりで本当に癒されます。

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