小さな生き物数えてみました

今回は、とても小さい生き物のご紹介をします。
その生き物とは『ワムシ』という、動物プランクトンの一種です。
大きさは2~5mmほどしかなく、肉眼でも目を凝らしてやっと見えるくらいの大きさです。
海遊館では生まれたばかりの稚魚など、プランクトンを食べる生き物の餌としてワムシを飼育しています。

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ワムシを飼育する上で毎日必ずチェックしているのが飼育数。
とはいえワムシの水槽は人が入れるくらい大きいので、全部数えるのは大変です。
そこで、決まった量の水滴の中にどのくらいいるのかを、顕微鏡を使って1匹ずつ数えていきます。

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水滴の中のワムシの数が分かったら、飼育水槽の水量に換算しておおよそのワムシの飼育数を割り出します。
飼育数を基に餌の量や掃除頻度を決めているので、毎日のチェックはとても大事です。

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顕微鏡で見た様子がこちら。小さな白い点がワムシです。
数え間違いもあるので3回数えた平均数をワムシの数としています。
本日は水滴の中に150匹ほどワムシがいました。
飼育水槽に換算すると1億匹以上いる計算に...!
順調に増えているようです!!

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