調餌中の楽しみ
- 2021.07.29
- 魚類チームの日記
飼育係員の作業のひとつに「調餌(ちょうじ)=餌をつくる」があります。使用する魚介類は約1週間分をマイナス30℃の冷凍庫で保管し、毎日必要な量だけ解凍して生き物に与えています。冷凍の魚を使用することで、天候や季節に左右されず、一年中鮮度や栄養状態が良い餌を確保することができるという利点があります。
アジ、シシャモ、サバ、ホッケなど種類ごとにブロック状になっているのですが、実は色々なものが混じっているため、毎朝私たちはこれを選別する作業をしています。木くずや海藻などのゴミを取り除くのはもちろん、フグなど毒を持った魚も混じっているため、誤って生き物に与えてしまわないよう慎重に作業を進めます。
そんな中、たまに普段見かけない魚が混じっている事があります。そういった魚を見つけることが私のひそかな楽しみです。
今回はその中でも最近見かけた魚をいくつかご紹介します。
左上から
ウルメイワシ ヨコスジフエダイ
ヒイラギ アイゴ イサキ
ヨウジウオ
ヒメ シイラ
ダツ
だと思われます。
混入している魚の種類から、漁の行われている海中を想像することも楽しみのひとつです。
また面白い魚を見つけたらご紹介したいと思います!
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