イヌザメのたまご

突然ですが、サメの赤ちゃんはどうやって生まれてくるのか知っていますか。

実はいろいろな繁殖様式があります。
殻のある卵を産むサメもいれば、お腹の中で赤ちゃんを育てるサメもいます。お腹の中で殻のある卵を育ててサメの赤ちゃんを産む種類もいます。
お腹の中で育てる種類の中には、他の赤ちゃんや卵(すなわちきょうだいです)を食べてしまうという種類も報告されており、まだまだ分からないことも多い分野です。

メスしかいない水槽から赤ちゃんが生まれてくることすらあるのです。

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先日、イヌザメが産卵しました。

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殻は茶色で10cmほどの大きさです。卵の中はどうなっているのか気になりませんか?
現在、新体感エリア4Fの「モルディブ諸島」水槽では、イヌザメの卵を展示中です。なんと、中の様子を観察することができます。


殻の中で動いているのがイヌザメの赤ちゃんです。細い管で卵黄と繋がっており、卵黄を吸収しながら少しずつ成長していき、生まれてくるまでにはあと2か月ほどかかる見込みです。
ちなみに生まれてすぐのイヌザメには、くっきりとした模様があります。

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この縞模様が英名Brownbanded(茶色の帯) bamboo shark の由来にもなっています。

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