ブログ「海遊館日記」

日本でもすっかり定着したハロウィーン。
ハロウィーンといえば、

「トリック・オア・トリート」「おかしをくれなきゃいたずらするぞ！」

が有名な決まり文句ですよね。
こどもたちが仮装をして家々を回り、おかしをもらう時に使うフレーズです。
ここでいう「トリック」＝「いたずら」は、悪意のないいたずらや悪さのことを指しているようです。

「パナマ湾」水槽で暮らしているアカハナグマの「ミラ」と「ラーラ」は、好奇心がとても強く、
擬岩(ぎがん。にせものの岩)をほじって穴を開けたり、飲み水用の水たまりの栓を勝手に抜いてしまったり...
とにかくよくいたずらをしでかして、飼育員を困らせてくれます。
もちろん2頭に悪意はなく、まさにトリック・オア・トリートのトリックです。

今回はそんなミラとラーラに、ハロウィーンのエンリッチメントとしてカボチャで作ったジャック・オ・ランタンと、おばけを模した竹の葉っぱでめいいっぱい遊んで(いたずらして)もらうことにしました。















ジャック・オ・ランタンを見せると...
まず近づいてきたのは怖いもの知らずのラーラ

ミラも興味は示すものの、初めて見るおばけかぼちゃに恐るおそる。

ゴロゴロと転がるかぼちゃに驚いて、へっぴり腰です。


転がしたり匂いを嗅いだり、穴に鼻を突っ込んだりして少しは遊んでくれましたが、いつものようないたずらっぷりは見られず、今回は飼育員から2頭にいたずらを仕掛けた感じになってしまいました。


今後も引き続き、ミラ、ラーラの好奇心を満たせるようなエンリッチメントを考えたいと思います！