以布利通信47

こんにちは。以布利センターです。
皆さんは『以布利 黒潮の魚』という魚類図鑑をご存知ですか?
これは、2001年に海遊館が出版した以布利付近に生息する魚を調査研究して図鑑にしたものです。
20年経過した今の以布利の海では、当時は観測されなかった魚が数多く存在します。
今回は、新たに観測することの出来た魚を紹介します。

『クエ』です。

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スズキ目ハタ科の魚で大きくなると体長が1m程まで成長することもあり、日本で見られるハタ科では大型種です。
地方ごとに呼び名が変わり関西ではクエ、関東ではモロコ、九州地方ではアラという名で親しまれています。
ちなみに、同じハタ科の中にはクエとは別種の『アラ』という魚がいます。ややこしいですね。

『マハタ』という別の魚とよく似ていて間違われることもありますが、マハタよりも体が細いため区別することができ、若魚のときは、6~7本の横縞の模様が見ることが出来ますが、老成魚になると写真のように不明瞭になったり、消えてしまいます。
以布利の海には他にもたくさんの魚がいるので、また紹介したいと思います!

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