ペアリングって難しいんです

今日は予備室で暮らすコツメカワウソ「ロック」の嬉しいお話です。
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ロックに新しいパートナーができました!!!!(パチパチパチ)
道のりは長かったなぁ~(しみじみ)

コツメカワウソは群れで暮らす生き物ですが、やはり各々性格や相性がありますので、誰とでも仲良く暮らせるわけではありません。
ロックはなかなか他個体と同居できず、これまで幾度もいろいろな相手(雌雄限らず)とお見合いをしてきましたが、相手に突進して怒られたり、逆に怖がりすぎて威嚇されたり...(怒られてばっかりじゃん)。時には負けじと攻撃するので、なかなかペアリングはうまくいかず、担当は頭を悩ませていました。

昨年10月にニフレルへ3か月ほど出張しましたが、ニフレルでもひとり暮らしでした。

しかし、ちょうど海遊館に帰ってきたタイミングで、ナツとリンの母娘のペアがうまくいかなくなった(このお話はまた今度)ことから、「これが最後のチャンスだ!!!今度こそ!!」と思い、それぞれとお見合いしたのですが、結果は残念(T_T)
体の大きなリンには圧倒されてしまい、ナツとは体格、力は互角だったものの仲良くなれず...。はぁ~。

「なぜ???なぜすぐに興奮状態になってしまうの???」
担当はどうしても諦めきれません(>_<)

ナツとは力も互角でしたし、「もっと冷静になりながら相手を感じることができたら...」ということで、次は給餌時間に隣同士で一緒にし、食べ終わったらそれぞれのお部屋に戻るところから始めることにしました。「相手を威嚇するより餌を優先、でも、相手はすぐ横にいる。」という環境をつくってみたところ、これが大成功!!!
なんと、4日目にはロックがナツに餌を渡しました!これは雄が雌に餌を渡す求愛行動のひとつとも考えられるので、「これはいける!!」と担当はガッツポーズ。
それからは給餌の時だけでなく、朝の給餌後から昼まで、次は夕方まで、そして夜も一緒に。。。。と同居時間を延ばしていき、1か月ほどかけて、ナツとロックは一緒に過ごすことができたのです!!!( *´艸`)



仲良くなったロックはナツにお尻をすりすりとします。普通は雌が雄にする求愛行動なんですけどねえ...どういうことなの、ロック??しかし、寛大な心で受け入れてくれる年上のナツでした。

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