キンメダイを展示しました!

先日、『日本海溝』水槽にキンメダイを展示しました!!

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海遊館での展示は2008年以来となります。キンメダイは名前に"タイ"とついていますが、皆さまご存じの"マダイ"の仲間ではなく、また違うグループに属しています。
煮付けが有名で、とても美味しい魚ですが、生きている姿を見ることは、あまりないと思います。
展示している水族館が多くないのは、収集後の飼育が難しいからです。
今回のキンメダイは高知県の室戸市からやってきました。漁師さんの協力得て収集し、しばらくの間飼育していただきました。

室戸市では海洋深層水を利用できる施設があり深海の水で飼育できるため、収集後のストレスも少なく、良い状態を維持することができます。
昨年12月末に、室戸から海遊館に輸送し、餌を食べるまでバックヤードで飼育していました。
そして、全ての個体が餌を食べるようになりましたので、展示することにしました。
飼育係員の間では「だいごろう」と呼んでいる、車輪の付いた移動用水槽に移して、いざ『日本海溝』水槽へ。

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傷がつかないよう水ごとすくえる網を使ってそっと水槽に放します。

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水槽に移動してすぐの間は隅の方でじっとしていましたが、徐々に慣れてきたようです。

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担当である私自身も、『日本海溝』水槽でキンメダイを見るのは初めてで、こんなにも美しいのかと感動しています。
ぜひキンメダイを見に来てください!!

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