枯れ木に花を

「日本の森」の中央には大きな擬木(人工の木の装飾)があり、開館当初から「日本の森」を見守ってくれています。
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ただ、数年前より葉の部分の汚れや劣化が目立つようになり、担当者の中でもこれからどうしようかと話題にあがるようになりました。ただ、擬木は中に空調システムが入っていて大きく変えることは難しそうです。
そこで、

私「朽ち木だし、葉の部分を撤去して朽ち木を基として他の植物が育つのを表現したいです」
上司A「ええんちゃう」
上司B「いやいや、あの木は生きてることになってるけどな~、ちゃんと葉もついてるし」
私、上司A、他担当スタッフ「え?!朽ち木じゃないの!?」

なんと、担当スタッフの多くが朽ち木を模してると思っていた擬木は、実は生きている設定だったようです(;^ω^)
まさかの驚きもありましたが、このたび、葉を落とし、新たに朽ち木として生まれ変わってもらいました!

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そして、3年前に擬木周りに植えた「テイカカズラ」。
1年目は乾燥が厳しく難しいかと思われましたが、根元に苔を置くなどの工夫が功を奏しました(*^^)v
枝が這うことが出来るようにロープを張って、今年は上の枝まで達し、綺麗な花を咲かせてくれました。

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ちなみにこのロープは脚立を使っても手が届かないので、脚立に登って重りをつけたロープをカウボーイのように10回ぐらい投げてやっと成功したのです(^^ゞフゥ...あの姿だけは誰にも見られたくないなぁ。笑
テイカカズラの花はとっても良い香りがしますよ。ぜひ「日本の森」に遊びにきてください。

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