これは何でしょう?part4

いつもはアップの写真からお見せしますが、今回は全体像からです。
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なんだかもしゃもしゃした糸のようなものがケースに入っています。
いったい何でしょう?
このままではわからないので、顕微鏡で見てみましょう。
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「アップにしてもよくわからん!」と言われそうですが、これはクラゲの「ポリプ」という時期の姿です。
ポリプはイソギンチャクのような形で、岩やアクリルガラスなどにくっついて生きています。ポリプが育つと体の一部分が変化⇒分離して、私たちのよく知るクラゲの姿に育っていくという、少し変わった生態をしています。

ある日突然、バックヤードの水槽で1㎜にも満たないクラゲがたくさん見つかりました。
こちらがそのクラゲ。

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よく見たところ、近くにポリプが生えていたので回収して育てているのですが、種類がさっぱりわかりません。
出てきたクラゲも小さく、ヒドロ虫類というオワンクラゲなどの仲間であることくらいしかわからない状態です。
何とか大きくして種類を判別し、新種なら名前をつけてみたいと心はずむクラゲ担当でした。

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