ひっそり干支の引継ぎ式実施中

今年(2022年)の干支は寅(とら)、来年(2023年)は卯(うさぎ)。
大阪では通天閣での干支の動物引継ぎ式が有名ですが、海遊館でも企画展示「ぎゅぎゅっとキュート」にてひっそりと引継ぎ式開催中です。

こちらが「寅」代表のトラフシャコです。今年の初めに特別企画展「海遊館ミュージアム」で展示していたので、ご覧になった方もいらっしゃるかも。黄色と黒の縞々がいかにもトラですね。

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トラフシャコは日本では紀南半島より南に分布し、サンゴ礁の砂地などに暮らしています。こんなに派手だと目立つのではと思いますが、最大で40cmにもなる世界最大のシャコなので敵は少ないのかな?と思ったり。
バックヤードにいる時は横を通るとご自慢のはさみを振り上げていました。

そして、こちらが「卯」代表のヒメアイゴ。サンゴ礁に暮らすアイゴの仲間です。
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アイゴの仲間は英語で「Rabbit fish」と呼ばれます。ヒメアイゴの英名はBarhead spinefootですが、spinefootもアイゴの呼び方のひとつで、背ビレ、腹ビレ、尻ビレに毒をもつことに由来しています。
でも、なぜ Rabbit fish なのか?というと、ウサギのような顔をしているからだとか。

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アイゴの仲間は草食性で、餌をもぎゅもぎゅと食べる顔は確かにウサギっぽいかもしれません。
特別展「視点転展」には同じアイゴの仲間ヒフキアイゴがいますが、こちらは口がとんがっているので、ウサギにはあまり似てないように思います。みなさんはどう感じられるでしょうか?

年末年始にぜひ干支の引継ぎ式をお楽しみくださいね。

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