節分にちなんだ生き物
- 2023.02.03
2月3日は節分です。
節分は立春の前日で、平安時代に季節の変わり目にやってくるという鬼を追い払う儀式に由来するものだそうです。
皆さまが「節分」と聞いて最初に思い浮かべるのはやはり鬼ですよね?
海遊館では毎年、節分にちなんで「オニさんダイバー」を実施しています。
この鬼さんたちはジンベエザメの暮らす「太平洋」水槽で潜水作業をしつつ、お客様のリクエスト(写真撮影やじゃんけんなど)に答えてくれるやさしい鬼なんですよ。
その他に鬼にちなんだ生き物というとこちら↓
「エクアドル熱帯雨林」水槽のカピバラです。カピバラは「オニテンジクネズミ」と呼ぶこともあります。
他にも、「グレート・バリア・リーフ」水槽にはハタタテダイの仲間である「オニハタタテダイ」が暮らしています。
また、鬼といえば角(つの)。
「グレート・バリア・リーフ」水槽に「ツノハタタテダイ」や「ツノダシ」、「アクアゲート」水槽には2本の角をもつ「コンゴウフグ」がいます。
コンゴウフグは現在、「ぎゅぎゅっとキュート」に幼魚が暮らしているのでこちらもぜひご覧ください。角はまだちょろっとしかないみたいですが(笑)。
風習として節分にちなんだ魚というとやはりイワシでしょうか?
鬼を祓うため、葉が尖った柊(ひいらぎ)の枝にイワシの頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」を魔除けにするわけですが、「日本の森」にはヒイラギがありますし、「チリの岩礁地帯」水槽にはイワシがいます。
「チリの岩礁地帯」水槽で暮らすイワシの大半は「カタクチイワシ」ですが、節分の風習によく使われるのは「マイワシ」あるいは「ウルメイワシ」ではないかと思います。
そもそも、なぜイワシを魔除けに使うかというと、鬼はイワシを焼いた時に出る煙とにおいが嫌いだからとのこと。
小さいカタクチイワシでは煙やにおいが少ないように思いますし、柊鰯を作るのも大変そうだし...。
水槽中層あたりにはマイワシ(写真中央少し下の大きい魚)もいますので、こちらもぜひ探してみてくださいね。
今年は風習にちなんだ生き物をたくさん紹介していきたいと思います。
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