「チリの岩礁地帯」水槽のヒミツ

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「チリの岩礁地帯」水槽では、約1万5千尾のカタクチイワシの群れをご覧いただくことができます。
餌の時間になると泳ぐスピードが上がり、照明がイワシの体に反射してキラキラ輝いて、とてもきれいです!
これまで給餌(餌やり)は1日1回、基本的にオープン前に行っていましたが、餌を食べる時のダイナミックな泳ぎを皆さまにもご覧頂きたいと思い、1日に複数回給餌ができるように「自動給餌器」を設置することにしました。
また、元々水槽照明を更新する計画があったため、照明と自動給餌器を連動させればより良い展示にできるのではないか、ということで同時実装することに。

1月の休館日に照明の取付工事と自動給餌器の設置を行い、照明の演出家さんやプログラマーさんとプログラム調整を行いました。照明はそれぞれテーマがあり、いくつかのパターンを組み合わせて構成しているため、パソコンを使ってプロミングしていきます。
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照明をコントロールする制御盤や給餌器は水槽の裏側に設置しています。

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制御盤(赤矢印は自動給餌器)
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自動給餌器


今回のリニューアルで、毎日10:00~15:00の各00分と15:30に給餌が始まるようになり、1日に合計7回給餌をご覧いただくことができるようになりました。その際には、通常の照明からイワシのキラキラが目立つような工夫がされた照明演出に変わるので、そちらもぜひご注目ください。

その他、日中は水槽の中央に太陽光をイメージした光の束が届くようにして、イワシのキラキラ感をアップ。
また、17:00~20:00には全体が暗くなる夜の照明演出も追加しました。
イワシにとっては、1日の餌の回数、時間が増えたため、より自然に近い状況を作りだすことができたと思います。

パワーアップした「チリの岩礁地帯」水槽、注目です!

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