以布利通信65「春到来」

以布利港の桜が満開になり、いよいよ春本番となりました。
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春が来ると海中の生き物たちがどんどん増えていきます。
そんな中で私が春を感じる生き物を紹介したいと思います。
もじゃもじゃと繁茂し始める海藻、「フクロノリ」です。
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フクロノリは夏までには付着している岩などから剥がれて観察することができなくなってしまいます。
なのでこの時期限定ですね。
このフクロノリがある場所に集まる生き物がいます。
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「マガキガイ」という巻貝です。
観賞用や食用で利用されることも多い貝なので馴染みがある方もいらっしゃると思います。
以布利センターのある土佐清水市周辺では、年間を通してマガキガイが観察できます。
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ですが、フクロノリが繁茂している中、こんな風に仲良く集まっている光景を観察できるのは春ならではです。
この時期はマガキガイの産卵期です。
産卵のため、仲良く集まっているのでしょう。

私はフクロノリとセットのマガキガイを見ると生命の息吹を感じて、「春らしいなぁ」と思ってしまいます。
みなさんはどんな時に春を感じますか。

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