おめでとう
- 2023.09.04
- 魚類チームの日記
コツメカワウソのセンティが8月23日の夜から翌朝にかけて5頭の赤ちゃんを出産しました!
(→「めでたいめでたい」)
残念ながら1頭は死産でしたが、4頭は無事産まれました。
8月18日のエコー検査で、赤ちゃんのサイズからいつ産まれても良いサイズとわかりました。そこで、飼育スペースのプールを小さいものに変えたり、万が一に備え、人工哺育の備品をチェックしたりと準備を進めました。
コツメカワウソは出産の数日前に体温が1℃ほどガクンと低下することがわかっており、私たちは出産の指標にしてます。
グラフは2012年のアヤメ出産時のものです
ただ、センティはこの体温低下がはっきりしないタイプのようで、春の出産時も今回も「今日の体温低めだけど、今日産むのかなぁ...う"〜ん」という感じでした。
そして23日。お昼過ぎぐらいからセンティが小さな鳴き声でビジュに何かを訴えるような甘えるような行動がみられ、「今夜かな?」と思ったものの夕方になっても陣痛の鳴きは見られませんでした。
「これで陣痛こなかったら出産のタイミングが遅れて難産になるかも...」と不安な気持ちを抱えながら、夜にモニターの観察をすると、巣箱に乱れた様子もなく、センティの鳴き声も聞こえません。陣痛の鳴き声は普通(これまで?)部屋の外まで漏れ聞こえるのですが。
「あぁ陣痛来ないかぁ...(´д`)。でも、一応部屋を覗いて、鳴き声だけチェックして帰ろうかな(観察用のカメラにはマイクがついてないので)...」とセンティのお部屋の扉をそっと開けると...
「ぴぃ...ぴぃぴぃ」
エェ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
なんと...仔の鳴き声!1頭目が産まれてました!!!
思わずガッツポーズ!もちろん声は押し殺して(笑)。
しばらくするとセンティの陣痛の鳴きが始まり、春の出産の時とは違い、良い間隔で陣痛が起こっていることが確認できました。
モニターの録画を確認すると、センティは出産の時に立ち上がる様子もなくとても安産だったようです。
次の朝、センティが巣箱から出てくる様子が見られ、ひと安心です。
センティお疲れ様。ビジュもセンティをサポートしてくれてありがとう(*´ω`*)
そして、マイクと暗視モードとズーム機能付きのカメラが欲しいと切に願う担当でした。笑
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