「グレート・バリア・リーフ」のその後 ~工事の経過~

リニューアル工事では、現状の擬岩(模造岩)や擬サンゴ(模造サンゴ)をすべて取り除き、新たな擬岩・擬サンゴを設置します。
まず、現状の擬サンゴのうち、いくつかは再利用するため採取しました。

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▲採取した擬サンゴの一部



魚を移動した後、5月末より解体工事が開始され、水槽の上部から順番に解体していきます。
6月上旬には、水槽上部の解体が行われました。

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▲水槽上部が解体されている様子



少しわかりずらい写真ですが、よく見ると(写真の丸印)水槽に設置していた模造シャコガイが見えています。

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▲模造シャコガイ



そして、8月には水槽の半分くらいまで工事が進み、配管なども見えてきました。

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▲水槽の真ん中まで工事が進んだ様子。黄色い矢印が配管。



工事開始から約5カ月、9月末にはほとんどの擬岩・擬サンゴの取り出しが完了しました!
現在の水槽は、前までの面影がまったくない、建設中の建物のようになりました。
工事は順調に進み、なんと5か月間の行程が予定通り進んだのです。
工事関係者の技術と経験に驚きました。
さて、これからはいよいよ新しい展示を作る工事が始まります!

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▲解体工事後の水槽



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▲解体工事前の水槽

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