世界へピョンピョン 国際ペンギン会議参加報告 Part5

さてさて、話題の寄り道が長くなりますが、今回は「チリの日常編」です。

飛行機でチリの首都サンチアゴに着き、サンチアゴから国際ペンギン会議の会場まで車で移動しましたが、その道中の景色は日本とは全然違うものでした。いや、当然と言えば当然ですが...。
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一つは山に生える木です。山には高い木が生い茂っていることは少なく、日本の「森」があるような山は見当たりません。
雨が少なく乾燥している気候ももちろんですが、土壌も関係していそうです。このあたりの土壌は砂浜のような細かい砂でできていました。
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きっと水を保つには向いていない土壌と思われます。
そのため、乾燥に耐えられる植物が多くなっているのでしょう。

サンチアゴがあるチリの中央部はそのような気候と土壌からブドウ栽培が盛んで、ワイン生産が盛んな地域なのです。そのため、チリではお酒=ワインやピスコ(ブドウ果汁の蒸留酒)がメインとなります。

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▲ブドウ畑


バルパライソの近くにもブドウ畑が広がっており、いくつものワイナリー(ワインの醸造所や直売所)が建っていました。

会議は1週間程開催されるため滞在も長期となり、食べ物や飲み物、日用品の買い出しのために街のお店も回りました。

スーパーマーケットではトマトとジャガイモの品揃えが豊富なのが印象的だったのですが、トマトとジャガイモはチリのお隣ペルー原産のものだからのようです。
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ワイン売り場も日本とは品数が全然違います。
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ちなみに、チリで水を買うときに、「con gas」と「sin gas」と書かれた2種類があります。
「con gas」は炭酸水、「sin gas」は通常の水となっており、何も考えずに水を買うと驚くことになるかもしれません。

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これは「sin gas」なので通常の水


スーパーマーケットのレジは、日本でも普及してきたセルフレジだったのですが、タッチパネルに表示されるスペイン語が分からず、何度も店員さんにお世話になりました(笑)

本屋には魚の図鑑、鳥の図鑑、きのこの図鑑などが並んでいて、デザインも美しいものでした。
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チリではこのような店舗を構えたお店以外にも、露店(マーケット)もちらほら目にしました。青果や魚介類の他、日用品や民芸品、お土産など多様なものが売られています。
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魚市場には魚の他、イカやカニ、貝などが売られていますが、ペンギン担当の私には「ピコロコ」以外はさっぱりわかりませんでした。
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ちなみに、チリでは車は右側通行になります。また、市街地の主要な場所や一部の横断歩道にはハンプ(道路の段差)があり、車が減速するような安全設備があります。
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海抜の低い道沿いにはこんな看板も。
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ローマ字で「TSUNAMI(津波)」の文字が。
チリも環太平洋火山帯(海遊館のテーマでもあるリング・オブ・ファイア)に位置し、地震が多い国だとわかります。
今回の滞在中にも、小さな揺れでしたが、地震も感じることができました。
チリの人も地震の経験が多いためか、小さな地震に対してはひどく驚くようなことはない様子でした。

さぁ、寄り道もこのあたりにして、次回からはついに第11回国際ペンギン会議のお話です!!

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