ブログ「海遊館日記」

4月24日、遂にちびうそ3頭が伯父のミウとともに「日本の森」デビューです。
前日の閉館後に「日本の森」水槽裏にある寝室（バックヤード）には移動済みだったので、当日はお客様がお越しになる9時前に寝室の扉を開ければ、そこは初めての「日本の森」。
多くの報道陣も見守る中、扉OPEN！
トテトテ出てきた4頭、まずは係員から餌をもらいました。

その後は、とにかくミウについて回ろうとしていましたが、ミウが一番テンションあげあげで、仔のことはあまり気にせず、さっさと入水してしまいました。
ああ...と思っていたら、なんとブナがミウについて入水しました。
離れたところから見ていた私はてっきり「伯父さん大好き」ミョウガだろうと思いましたが、近くで見ていた係員によるとブナだったそう。
陸上をうろうろしていたヒノキもまもなく入水し、最後まで迷っていたミョウガも30分もしないうちに入水しました。

（最後に入水し、出たり入ったりするのがミョウガ）

ポポなどは泳ぐまでにかなりの日数がかかったのですが、この仔たちすごい、早いよ！！とひとりで興奮する私でした。

入水してからは左の岩で遊んだり、泳ぎ回ってアユを追いかけたり、底の石や水面に浮かぶはっぱを拾ってこねくり回したりで大忙し。
なにもかもが初めてで楽しいのでしょうね。若いっていいなあ。

夕方になるとさすがに疲れたようで、陸場にある草の上でみんな寝ていましたが、寝室に誘導すると体をふいたり、少しだけ与えた人工餌料を食べたりして寝る準備に入りました。
これからしばらくは「日本の森」で楽しんでもらいますので、みなさまもカワウソたちの動きを見て新しい発見をしてくださいね。

ただし、まだ幼いこどもたちですから、状態によっては急遽展示を中止し、他のおとなたちと交代する可能性があります。その際はご容赦いただきますようお願いいたします。