鮭?イワナ?

ここは「北極圏」エリア、普段は見られないような珍しい生き物たちが展示されています。

おや、お客様がある生き物の前で何か話しているようです。聞いてみましょう。
「北極に鮭がいるんだ~」

どの生き物のことでしょうか?

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それはアークティックチャーです。ホッキョクイワナとも言われています。
確かに雰囲気がサケを思わせますね。それもそのはず、チャー(イワナ)はサケの仲間です。
お客様、するどいです!

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こちらは、過去に「日本の森」で展示していた日本産のイワナです。
他の地域のイワナ類と比べると日本産のイワナは最も温暖な地域に生息する種です。

世界にサケの仲間は70種近くいます。
食卓でおなじみのサケやベニザケ、マスノスケ、ニジマス、アトランティックサーモンなどがいて、背びれの後方に「あぶらびれ」という肉質の小さな扇状のひれをもっていることが特徴です。
また、生活の一時期を海で暮らす種と一生を川で生活する種とがあり、日本のイワナなどほとんどが後者ですが、アークティックチャーの多くは沿岸で暮らし、川を遡上します(一部、後者もいるようです)。
アークティックチャーはスポーツフィッシングの対象になっているので、ネットなどで見ると大きな魚を釣り上げた方の写真が見られます。
こんなに大きくなるんですね!

サケの仲間は奥深いので、いろいろ調べてみるとおもしろいですよ。

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