「瀬戸内海」水槽に海藻を展示

海中で大型の海藻が繁茂している場所を「藻場(もば)」と呼びます。
水槽内に藻場を作るため、過去には海藻「ホンダワラ」を展示したことがあります。ホンダワラの仲間で構成される藻場を「ガラモ場」、アマモの仲間では「アマモ場」と呼ばれています。
今回は本物のホンダワラから型抜きした擬海藻を展示しました。

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藻場はメバルやカサゴの棲み場所や、アオリイカの産卵場所になります。
その他、小魚の隠れ家になったり、その小魚を狙ってやってくる魚がいたりと、生き物にとって大切な役割を果たしています。
展示を観察すると、さっそくカサゴの仲間が擬海藻の中で休んでいました。
画像の右奥には真上を向いた状態で休息するカサゴも。

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今後も展示をより自然環境に近づけ、生き物本来の行動が見られるように工夫していきたいと考えています。

次は水槽内の水流を調整し、擬海藻に動きがでるよう工夫します!

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