「エクアドル熱帯雨林」植物大公開!Part5
- 2024.10.06
- 魚類チームの日記
「エクアドル熱帯雨林」の植物シリーズです。
シリーズの0番、「葉っぱの模様はさまざま」ではクズウコンの仲間をご紹介しましたが、今回は前回同様クズウコンの仲間であるゴエバチア・バルセビッチを紹介します。
warscewiczii をどう読むか難しいところですが、よく用いられている「バルセビッチ」と呼ばせていただきます。
しかし、ロシア民謡が浮かぶような学名です、バルセビッチ。
由来はよくわかりませんが、同じく南米産のランの仲間、カトレアにもカトレア・バルセビッチというのがあるので、見つけた方のお名前かもしれませんね。
濃い緑とすこし薄い緑で模様が構成されています。
何がおもしろいって、このバルセビッチは「ジャングルベルベット」という異名があるように、葉がもふっとしてるんです!!まあベルベットほどもふっとはしませんが。
他種(ゴエバチア・マコヤナ)はつるっとしています。
これはこれで白っぽいところに横筋が入っているのがおもしろいですが。
気づいた際に興奮して、「これ、なんかもふっとしてるよ!」と担当に言いましたが、忙しいのか「あ~、はいはい」と流されてしまいました_| ̄|○
拡大写真により、水のはじき方がわかるかと思いましたが、写真では無理そう。
これは共感してくれそうな普及チームのAさんに知らせて、葉を一緒に触ってみました。
「いやーもふっとしてますね~」そう、その反応が欲しかったんです!
「そして、表よりも裏のほうがもふっとしてます!」
実体顕微鏡で見ると...
(表)
(裏)
このぶつぶつがベルベットの正体だったのです。
また、葉の裏は赤みががっています。
表と裏で色が違うのもおしゃれー!
他種(マランタ・レウコネウラ・ケルショビアナ)の表裏はこんな感じ
クズウコンの仲間、本当に楽しいです。品種を入れると300種以上あって、愛好家が多いのもわかります。
また印象的な模様があればお知らせいたします。
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