天狗の葉団扇(テングノハウチワ)

少し前から「日本の森」ではツワブキがぽつぽつ咲いています。
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例年はもっと早い時期に咲くように感じていましたが、ブログで確認すると2年前はちょうど今の時期に花が咲き始め、4年前は12月上旬に満開とあったので、そんなに変わらない?
「日本の森」は一部外気が入るものの、屋内の環境であるのが影響しているのかもしれません。

花といえば、ヤツデもネギ坊主みたいな花を咲かせています。
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秋から冬にかけて花をつけるヤツデは葉が8つに分かれているので「八つ手」という名前がつきました。でも、葉を数えてみたところ、9つが多いみたいです。図鑑には7~11とかなり幅が広いとありました。別名は「天狗の葉団扇」。

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葉は手招きしているように見えるので「お客さんを招く」=「縁起がよい」と言われていますが、風にそよそよ揺られる葉を見ていると、ちょっとホラーな気がしないでもありません。

ヤツデの花は花序(かじょ=花をつけた茎の部分)がたくさん集まって成り立っています。

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雌雄同株で、花の咲き始めは雄しべが伸びる雄性期、その後、雌しべが伸びる雌性期となり、同じ花が時期によって性を変える仕組みになっているそうです。下の写真の花は雄と思われます。

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下のほうにあるパイナップルみたいなのはつぼみ。雌の花が咲くのはこれからなので、雌の花の出現を待ちたいと思います。
花の匂いは独特で、虫を引き寄せるそうです。私にはにおいがよくわからないので、みなさん、どうぞにおってみてくださいね。

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