2022.06.22
生きもの情報
~2頭目うまれました~ カリフォルニアアシカの赤ちゃん誕生
「モンタレー湾」水槽内でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが2頭誕生しました! 海遊館で誕生したカリフォルニアアシカは、今回誕生の2頭を含め18頭です。 6月19日に誕生した赤ちゃんについて(2022年6月19日時点) 生年月日 2022年6月19日(日) 生まれた場所 7階「モンタレー湾」水槽 内 体長 約60cm(目測) 体重 8.85 kg(実測) 性別 オス 6月22日に誕生した赤ちゃんについて(2022年6月23日時点) 生年月日 2022年6月22日(水) 生まれた場所 7階「モンタレー湾」水槽 内 体長 約55cm(目測) 体重 8.68kg(実測) 性別 メス カリフォルニアアシカについて 食肉目アシカ科。北太平洋東岸のみに生息します。成長するとオスは体長約200cm、体重約300kg、メスは体長約170cm、体重約100kgになります。オスは全身こげ茶色で、メスはやや淡いこげ茶色です。四肢が発達し、水中遊泳だけでなく、陸上歩行にも役立っています。一夫多妻で、1頭のオスが約30頭のメスや子どもを率いて「ハーレム」と呼ばれる群れを作ります。自然界では5~6月が交尾の時期で、妊娠期間は約1年間。通常1回の出産で1頭の子どもを産み、生後約1年間授乳を続けます。メスは3~4歳、オスは5歳前後で性的に成熟し、繁殖に関わります。 ■カリフォルニアアシカの担当飼育員からのコメント 『 6月19日の出産に続き、海遊館では4年ぶりとなる同年2頭の出産を無事に迎えることができました。出産にあたって、獣医師と連携して出産時期の予想を行い、体重や体調の変化に注意を払うことで安全に出産に臨むことができました。生まれた2頭の赤ちゃんが健康に育ってくれるように担当チームで協力し、尽力していきます。』 1頭目の赤ちゃんの様子 2頭目の赤ちゃんの様子
2022.06.01
調査・研究
海遊館で繁殖した3種類の生き物が日本初繁殖に認定されました。
海遊館で繁殖した3種類の生き物が日本初繁殖に認定されました! タテスジトラザメ(幼魚) ヤッコエイ(幼魚) オヤビッチャ(幼魚) 「初繁殖認定」とは、日本動物園水族館協会(JAZA)の加盟園館における飼育下での繁殖技術の向上とその蓄積が生物学的記録の一つとして学術的に寄与することを目的に、諸条件を満たした種について国内初繁殖として認定されるものです。 今回認定された3種の中で、タテスジトラザメは孵化までの日数や、飼育下での成熟サイズ・年齢まで分かりました。 海遊館では旧繁殖賞を含め、13種の生き物が初繁殖認定されており、今後も生き物たちの展示と繁殖を通じた生態解明や魅力を発信していくと共に、種の保存や環境保全に関わる様々な調査研究活動に貢献してまいります。 担当者コメント 今回、3種の国内初繁殖に成功しました。水族館で繁殖することは、うまく飼育できていることだと思うのでとても嬉しいです。タテスジトラザメにおいては、これまで成熟年齢が分かっていませんでしたが、2015年に海遊館で生まれたメス個体が昨年産卵したことから、飼育下ではありますが本種の成熟年齢やサイズが分かりました。このように、ただ繁殖するだけでなく、その経緯や経過を記録することで少しずつかもしれませんが生態解明に迫ることができるので、今後も様々な生物種の繁殖を積極的に促進できればと思います。 タテスジトラザメ について 英名 : Pyjama shark学名 : Poroderma africanum 南アフリカ沿岸の固有種で、トラザメ科に属するサメの一種。体表にある特徴的な縦スジ模様が名前の由来になっている。海遊館では2005年より飼育、2014年に初繁殖。 現在はバックヤードにて飼育中。 ヤッコエイについて 英名 : Bluespotted stingray学名 : Neotrygon kuhlii 北海道以南からインド洋に分布するアカエイ科に属するエイの一種。背中に青や灰色の斑点模様が見られる。海遊館では2013年より飼育、2017年に繁殖。 現在は「アクアゲート」にて飼育展示中。 オヤビッチャについて 英名 : Indo-Pacific sergeant学名 : Abudefduf vaigiensis 日本を含むサンゴ礁や沿岸地域の岩礁などの温かく浅い海に広く生息しているスズメダイの一種。 体長は20cm程になり、体側にある5本の縞模様が特徴的な魚。 今回繁殖に成功したオヤビッチャは2019年より飼育を始め、2020年に繁殖に成功。 現在は「アクアゲート」、「グレート・バリア・リーフ」水槽、「モルディブ諸島」水槽にて飼育展示中。
2022.04.25
生きもの情報
5月の最終水曜日(5月25日)は "世界カワウソの日" !海遊館でもカワウソイベントを開催します!
5月25日(水)の "世界カワウソの日"にちなんで、オンライン、オフラインで様々なイベントを開催する予定です。※情報は順次公開いたします。 イベント一覧 .COMING SOON .海遊館×天王寺動物園×高知県立のいち動物公園 3園館合同オンライントークイベント .COMING SOON .COMING SOON 1.COMING SOON 1.海遊館×天王寺動物園×高知県立のいち動物公園 3園館合同オンライントークイベント 3園館合同イベント「カワウソの未来のために ~ニホンカワウソに想いをよせて~」を開催します。かつて日本に生息していた「ニホンカワウソ」や今を生きるカワウソたちについて、標本や資料を交えながらお話しします。 日 時:5月21日(土)10:00~、14:00~(各回約60分) ※終了しました 詳しくはこちら 2.関西8つの動物園・水族園による合同配信イベント 「見て!聞いて!~世界カワウソの日~関西8園館からリレー配信!」を開催します。関西の8つの動物園・水族館がリレー形式でカワウソについて分かりやすくお伝えします。 日 時:5月22日(日) 9:00~16:45 ※終了しました 詳しくはこちら 3.海遊館 生きものサロン「関西カワウソ紀行」 有料会員制サロン「海遊館 生きものサロン」でオフラインイベントを実施!関西のカワウソに所縁ある地や動物園・水族館のカワウソ展示、海遊館との関わりを担当飼育員の体験談を交えながらお話しします。 日 時:5月29日(日)13:00~14:00 ※本イベントはイベント参加費の他、「海遊館 生きものサロン」への入会(300円/月)が必要です。 海遊館生きものサロン
2022.03.18
生きもの情報
4月1日はワモンアザラシ「ミゾレ」の誕生日!関連イベントやグッズが盛りだくさん!
2021年4月1日にワモンアザラシ・ミゾレが1歳のバースデーを迎えます。 海遊館・天保山ハーバービレッジ全体でお祝いします! 取組み一覧 .氷の誕生日ケーキプレゼント! .誕生日記念YouTubeライブ .オンラインイベント「ミゾレ1歳おめでとう!トークライブ」開催 .成長記録集「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録~」販売 .飼育員監修!実寸大「ミゾレぬいぐるみ」販売 .ミゾレのバースデー記念あめ細工 1.氷の誕生日ケーキプレゼント! 「北極圏」水槽での給餌時に、誕生日ケーキを模した餌付きの氷をプレゼントします。 日 時:4月1日、2日、3日 各14:20~ (約10分) 2.誕生日記念YouTubeライブ 「北極圏」水槽内からミゾレの給餌の様子を生配信します! 日 時:2022年4月1日 14:20~(予定)場 所:館内「北極圏」水槽付近U R L :https://youtu.be/SLa2RBu1vos 3.オンラインイベント「ミゾレ1歳おめでとう!トークライブ」開催 ミゾレの誕生から今までを、数々の写真で振り返ります。Zoomを使用したオンライン形式のトークライブです! 日 時:4月2日(土)・3日(日)13:15~14:30料 金:3,300円(税込み・WEBでのみ販売) 詳しくはこちら 4.成長記録集「ミゾレ~ワモンアザラシの成長記録~」販売 ミゾレの誕生前から約一年間の成長と飼育員の取り組みを当時の写真で振り返ります。 販売場所:海遊館オフィシャルショップ、KAIYUKAN official shop online販売期間:4月1日~売り切れ次第終了販売価格:1,980円(税込み) KAIYUKAN official shop onlineへ 5.飼育員監修!実寸大「ミゾレぬいぐるみ」販売 海遊館飼育員監修のもと、誕生時の体長や体重再現したぬいぐるみを数量限定で販売します。 販売日時:4月1日(金)~ (予約開始予定)販売場所:KAIYUKAN official shop online KAIYUKAN official shop onlineへ 6.ミゾレのバースデー記念あめ細工 ミゾレ1歳の誕生日を記念したあめ細工を一日限定5本で販売します。 販売場所:天保山マーケットプレース2F 「あめ細工 あめのとり」販売期間:2022年4月1日~14日 (不定休 詳しくはこちらをご確認ください)販売価格:900円(税込み)
2022.02.18
生きもの情報
「日本海溝」水槽にてキンメダイを展示しています
2022年2月18日(金)より、館内「日本海溝」水槽にてキンメダイを飼育展示しています 海遊館でのキンメダイの展示は2008年以来となります。 場 所 館内「日本海溝」水槽 種 類 キンメダイ ※生き物の体調などによって、予告なく展示を終了する場合があります。 キンメダイ 英名 Splendid alfonsino 学名:Beryx splendens キンメダイ目キンメダイ科に属する魚で、水深200m以深に生息する深海魚。 名前にタイとついているが、マダイ(スズキ目スズキ亜目タイ科)とは違うグループに属しています。 今回搬入した個体は、高知県室戸市の漁師さんと協力し、収集、輸送した個体です。キンメダイは収集後の飼育が難しく、展示している水族館は多くありません。