2025.04.24
生きもの情報
※展示終了しました【海遊館初展示】タカアシガニの「メガロパ幼生」の展示をしています
※展示終了しました「日本海溝」水槽で孵化したタカアシガニの幼生を4/23より、エントランスビル4F、飼育員カウンターにて期間限定で展示しています。 2025年3月7日(金)に、「日本海溝」水槽でタカアシガニの赤ちゃんが生まれているのを飼育員が発見し、バックヤードにて大切に飼育していました。タカアシガニの赤ちゃんは誕生直後は「ゾエア幼生」と呼ばれ、大人とは異なる姿をしています。脱皮を繰り返しながら「メガロパ幼生」を経て、大人と同じ姿の「稚ガニ」に成長します。この度、メガロパ幼生(約3mm)まで成長しましたので、世界最大のカニ「タカアシガニ」の今しか見られない貴重な姿をぜひご覧ください。また、タカアシガニの幼生の成長の様子はブログ「海遊館の舞台ウラ」でも紹介しています。 期 間 2025/04/23~ 場 所 海遊館エントランスビル4F 飼育員カウンター 種 類 タカアシガニのメガロパ幼生(大きさ約3㎜) 5匹程度 ※生き物の状況によっては急遽展示を中止する場合がございます。 タカアシガニ 英名:Japanese giant spider crab学名:Macrocheira kaempferi オスは鋏脚を広げると3m以上にもなる、世界最大のカニ。より大きな分類群である節足動物としても世界最大の種で、主に日本近海に分布するが、台湾などでも漁獲例がある。普段は深海域で生活し、春になると産卵のために浅海域へ移動することが知られている。
2025.03.28
生きもの情報
【お知らせ】「アリューシャン列島」水槽のリフレッシュ工事について[4/9~]
「アリューシャン列島」水槽は、2025年4月9日からより良い飼育環境の整備のため、ご覧いただけません。ご了承ください。工事終了は2025年秋以降を予定しています。 なお、エトピリカのバックヤードでの暮らしぶりを、海遊館HPのブログ「海遊館の舞台ウラ」でお伝えする予定です。
2025.01.14
生きもの情報
「クリオネ」の展示を開始しました
1月10日(金)より、クリオネ(ハダカカメガイ)の展示を開始しました。 場所 館内「北極圏」 種類 クリオネ(ハダカカメガイ)※予告なく展示を終了する場合があります。 クリオネ(ハダカカメガイ) 日本では属名の「Clione」から、一般に「クリオネ」と呼ばれることが多い。貝殻を持たない貝の仲間であることから、「ハダカカメガイ」の和名を持つ。北極圏やその周辺といった低水温の海域に生息しており、翼のような器官「翼足(よくそく)」を羽ばたかせ、海中を漂いながら生活する。同じ貝の仲間である「ミジンウキマイマイ」を常食とし、頭頂部にある口から6本の触手(バッカルコーン)を出して捕らえる。
2024.12.02
生きもの情報
10年ぶりに登場!大型エイ「ナンヨウマンタ」の展示を開始しました
2024年11月13日(水)より、大型のエイの仲間「ナンヨウマンタ」の展示を開始しました。本種の展示は10年ぶりとなります。 現在は「太平洋」水槽で暮らすジンベエザメや近縁種であるイトマキエイとともに、水槽内を優雅に泳ぐ様子を見せてくれるほか、毎日10:30と15:00に実施している「お食事タイム」では、水面まで浮上し飼育員が柄杓で与えたエサを食べる様子をご覧いただけます。 ナンヨウマンタについて 英名:Alfred manta学名:Mobula alfredi 成長すると体盤幅が4m以上になる大型のエイ。オニイトマキエイと同種とされていたが、2009年に別種であることが確認された。頭鰭(とうき、あたまびれ)を広げることで、プランクトンを効率よく摂食する。主に沖縄以南、インド太平洋の温・熱帯海域に生息し、高知県での目撃情報は稀。IUCN (国際自然保護連合)のレッドリストでは「危急種(VU)」に指定されている。 ナンヨウマンタとイトマキエイの見分け方 ナンヨウマンタとイトマキエイは、どちらも「イトマキエイ属」に属する近縁種です。口の形状や位置、背中の模様などで見分けることができます。 口の形状、位置 ナンヨウマンタの口は幅が広く、頭部前方に位置しています。イトマキエイの口はナンヨウマンタと比べて幅が狭く、やや腹側に位置しています。 背中の模様 ナンヨウマンタの背中は黒く、頭部にハの字型の模様があります。イトマキエイの背中は藍色で、頭部に黒い帯状の模様があります。
2024.10.29
生きもの情報
オウサマペンギンの雛が誕生しました!
「南極大陸」水槽で子育ての様子をご覧いただけます 2024年10月12日(土)に、オウサマペンギンの雛が誕生しました。雛は「南極大陸」水槽で親鳥とともに暮らしており、親鳥の足元から時折顔を見せるほか、親から口移しで餌をもらうなどの子育ての様子を確認できています。飼育員は毎日体重測定を行いながら、雛の成長を見守っています。 親鳥の足元に収まらないほどの大きさまで成長すると、親鳥に寄り添う姿がご覧いただけるようになります。オウサマペンギンは子育ての期間が長く、来年春頃まで親鳥と暮らします。 オウサマペンギンのヒナ(10/16撮影) 今回誕生したヒナについて 産卵日:2024年8月15日孵化日:2024年10月12日性 別:不明 体 重:236.8g (孵化直後)約1000g (10月29日時点) オウサマペンギンについて 和名:オウサマペンギン英名:King penguin学名:Aptenodytes patagonicus 南極大陸周辺地域に生息。ペンギン目内で2番目に大きなペンギンで、体長約90cm、体重約12kg程に成長する。海遊館では今回の雛を含め計49羽の雛が誕生しています。
2024.10.25
生きもの情報
エトピリカのヒナについて
「アリューシャン列島」水槽で8月18日に誕生したエトピリカのヒナが、10月16日に死亡しました。誕生後、順調に成育し、間もなく巣立ちを迎える予定であり、死亡が確認される前日までの健康状態も良好でしたのでとても残念です。海遊館では、2018年からエトピリカの飼育展示を開始し、繁殖を目標に水槽内の気温や湿度、さらには年間を通じた照明スケジュールを調整するなど、エトピリカが暮らす自然環境を再現するほか、日頃から健康管理のためのトレーニングを行っています。しかしながら、ふ化直後のヒナのケアや巣立ちの時期の見極めなど、まだ課題が残り、毎年試行錯誤を繰り返しながら技術確立を目指しています。今回の繁殖で得た知識や経験を最大限に活用し、エトピリカの繁殖と種の保全に役立てたいと考えています。
2024.10.04
生きもの情報
オスのジンベエザメ「海」がやってきました!
10月2日(水)にオスのジンベエザメ(愛称:海(かい)、推定年齢7~8歳、全長4.7m、推定体重約700kg)を搬入し、3日(木)より一般公開しています。 海遊館で飼育していた2頭のジンベエザメのうち、オスの「海」に小型の記録装置(データロガー)を装着した後、故郷である太平洋へ放流し、自然の海での回遊経路の調査を開始しました。あわせて、高知県にある海遊館の研究所で飼育していたオスのジンベエザメを新しく「太平洋」水槽に搬入しました。 現在、メスの「遊」とともに、2頭で泳ぐ様子をご覧いただけます。海遊館では、オスのジンベエザメの愛称は「海」を引き継ぎます。 新しくやってきたジンベエザメ「海」 今回搬入したジンベエザメは、2024年7月23日に高知県土佐清水市の定置網に入網し、翌日に以布利センターに搬入しました。以布利センターでは餌付けや健康管理に伴うトレーニング、血液検査を行っており、海遊館搬入後は健康管理、生態研究を継続しながら「遊」とともに2頭展示を行います。
2024.09.03
生きもの情報
ジェンツーペンギンと海鳥エトピリカのヒナが誕生しました
「南極大陸」水槽と「アリューシャン列島」水槽で親鳥が子育て中です 2024年8月7日にジェンツーペンギン、8月18日にエトピリカのヒナが、それぞれ1羽ずつ誕生しました。 ジェンツーペンギンのヒナ (8/28撮影) エトピリカのヒナ(9/3撮影) ジェンツーペンギンのヒナは現在、「南極大陸」水槽で親鳥と暮らしています。時折、ヒナに口移しで餌を与える等の子育ての様子をご覧いただけます。誕生直後は親鳥の体に隠れて見えないくらいの大きさでしたが、今では体重が1㎏を超えるほどに成長しました。 エトピリカのヒナは、2021年に海遊館で誕生した「ちりっぷ(オス)」が初めてメスとペアを形成し、誕生しました。エトピリカの継代繁殖(館内で誕生した個体が、次世代の繁殖に携わること)は、海遊館では初となります。 現在は「アリューシャン列島」水槽の巣穴の中で子育てをしているため、ヒナの姿や子育ての様子はご覧いただけませんが、生後約50日ほどで巣立ちを迎える予定です。両種のヒナを通して、生命誕生のすばらしさをお伝えできればと思います。 「南極大陸」水槽と「アリューシャン列島」水槽の親鳥の子育ての様子 今回誕生したヒナについて [ ジェンツーペンギン]産卵日:2024年6月30日(日)孵化日:2024年8月7日(水)性 別:不明 体 重:79.2g (孵化直後)約1200g (9月3日) [ エトピリカ]産卵日:2024年7月8日(月)孵化日:2024年8月18日(日)性 別:不明 体 重:54.0g (孵化直後)約160g (9月3日)親 鳥:父「ちりっぷ」(2021年海遊館生まれ)、母「けろち」
2024.07.01
生きもの情報
ミナミイワトビペンギンの雛が誕生しました。
展示水槽で子育ての様子をご覧いただけます。 2024年6月4日(火)に、ミナミイワトビペンギンの雛が誕生しました。現在は、ミナミイワトビペンギンを飼育展示している「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽内で、親鳥が子育てをしており、時折、雛に口移しで餌を与える等の様子をご覧いただけます。雛の成長は順調で、飼育員は毎朝の体重測定や観察で健康状態をチェックしながら、子育てを見守っています。 ★6月22日(土)に今年2羽目の雛が誕生しました。1羽目、2羽目とも順調に成長しています。※生物の状況により、予告なく展示期間や展示数を変更する場合があります。また、通常はご覧いただけない雛の体重測定を、飼育員の解説付きで公開実施する特別イベント「のびのびイワトビ!」を開催します。詳細、お申込みはコチラ ミナミイワトビペンギンの親子(6月6日撮影) ミナミイワトビペンギンの雛について【孵 化 日】 2024年6月4日(水)【展示場所】エントランスビル4F「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽【性 別】不明【体 重】63.8g(孵化直後)約177g(6月10日時点) →約1.4kg(7月1日時点) 2羽目の雛の子育ての様子(6月26日撮影) 2羽目のミナミイワトビペンギンの雛について 【孵 化 日】2024年6月22日(土)【展示場所】エントランスビル4F「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽【性 別】不明【体 重】64.8g(孵化直後)約200g(7月1日時点)
2024.04.17
生きもの情報
「ちびうそ」たちがいよいよデビュー! 昨年誕生したコツメカワウソ3兄弟が「日本の森」へ登場します
2024年4月24日(水)より、コツメカワウソのオスの3兄弟「ヒノキ」「ブナ」「ミョウガ」が「日本の森」水槽で展示デビューします 2023年8月、コツメカワウソの赤ちゃんが4頭誕生しました。海遊館でのコツメカワウソの繁殖は10年ぶりで、バックヤードで親が子育てを行う中、毎朝の体重測定や生後約40日頃に行った離乳訓練、おもちゃで遊ぶ様子などを、Instagramライブやブログ海遊館日記で「ちびうそ」と題しご紹介してきました。今回3頭は、現在バックヤードで同居しているおとなの「ミウ」とともに「日本の森」へ登場します。バックヤードよりも深く広いプールや滝、水中を泳ぐアユなど、展示水槽はちびうそたちの「はじめて」がたくさんあります。新しい刺激にふれながら成長していくちびうそたちを、これからも見守っていただけると嬉しいです。なお、4兄妹唯一のメス「シイ」は、母親「センティ」とともに「NIFREL(ニフレル、大阪府吹田市)」で一足早く展示デビューしています。 左から「ミョウガ」「ブナ」「ヒノキ」の3兄弟と「ミウ」(4月16日撮影) 展示情報 日 時:2024年4月24日(水) ~展示場所:館内7-8F「日本の森」水槽個体愛称:「ヒノキ」「ブナ」「ミョウガ」*いずれもオス同居個体:「ミウ」5歳・オス、2021年に香港オーシャンパークから搬入※生物の状況により、予告なく展示期間や展示数を変更する場合があります。