2026.10.30
調査・研究
ジンベエザメの身体測定を実施しました
11月1日(日)の "計量記念日" を前に、10月30日(金)に「太平洋」水槽で飼育展示中のジンベエザメの全長・胴回りの計測を行いました。 結果は以下のとおりです。 全長 胴回り 推定体重 推定年齢 海(かい)/オス 5 m 76 cm昨年(5 m 30 cm) 2 m 70 cm昨年(2 m 60 cm) 1,500 kg昨年( 1,100 kg) 9~10 歳 遊(ゆう)/メス 6 m 20 cm昨年(6 m 20 cm) 2 m 72 cm昨年(2 m 70 cm) 1,800 kg昨年(1,800 kg) 19~20 歳 「海」は、昨年 に比べ、全長で 46 cm、推定体重で 400 kgも大きくなりました。「遊」は全長には変化ないものの、胴回りが 2 cm 大きくなっています。全長から体重を推定しているため、昨年と同じ推定体重になりますが、増加している可能性が高いと推察されます。 海遊館では、まだ詳しい生態がわかっていないジンベエザメの生態研究や健康管理の一環として、定期的に身体測定を行っています。飼育員が水槽に潜ってエサを食べている最中のジンベエザメにメジャーを当て、全長と胴回りを実測し、推定体重を割り出しました。 計量記念日を通して生きものたちが元気に成長する様子を紹介し、海遊館の健康管理の取り組みや、自然環境について興味をもっていただきたいと考えています。
2025.10.31
調査・研究
ジンベエザメの身体測定を実施しました
11月1日(土)の "計量記念日" を前に、10月31日(金)に「太平洋」水槽で飼育展示中のジンベエザメの全長・胴回りの計測を行いました。 結果は以下のとおりです。 全長 胴回り 推定体重 推定年齢 海(かい)/オス 5 m 30 cm昨年(4 m 70 cm) 2 m 60 cm昨年(2 m 30 cm) 1,100 kg昨年( 700 kg) 8~9 歳 遊(ゆう)/メス 6 m 20 cm昨年(6 m 20 cm) 2 m 70 cm昨年(2 m 60 cm) 1,800 kg昨年(1,800 kg) 18~19 歳 「海」は、昨年 10 月 2 日の搬入時に比べ、全長で 60 cm、推定体重で 400 kgも大きくなりました。「遊」は全長には変化ないものの、胴回りが 10 cm 大きくなっています。全長から体重を推定しているため、昨年と同じ推定体重になりますが、増加している可能性が高いと推察されます。 海遊館では、まだ詳しい生態がわかっていないジンベエザメの生態研究や健康管理の一環として、定期的に身体測定を行っています。飼育員が水槽に潜ってエサを食べている最中のジンベエザメにメジャーを当て、全長と胴回りを実測し、推定体重を割り出しました。 計量記念日を通して生きものたちが元気に成長する様子を紹介し、海遊館の健康管理の取り組みや、自然環境について興味をもっていただきたいと考えています。
2025.06.12
調査・研究
ミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究が、 日本動物園水族館協会最高の賞「古賀賞」を受賞しました
葛西臨海水族園と共同で取り組んでいるミナミイワトビペンギンの人工繁殖研究が、両園館が加盟する日本動物園水族館協会(JAZA)の最高の賞である「古賀賞」を受賞し、2025年5月22日(木)に開催された同協会の総会にて表彰されました。海遊館では2011年より、野生下において絶滅の恐れがあり、また、日本国内での飼育個体数も減少傾向にある本種の繁殖生態の解明と人工繁殖技術の確立を目指した研究を開始しました。2016年からは葛西臨海水族園と連携し、同年に本種では世界初となる液状保存精液を用いた人工授精に成功しました。 2017年には両園館で共同研究契約を締結し、さらなる研究の発展を目指して冷凍保存精液による人工繁殖に着手しました。2022年に葛西臨海水族園で誕生した雛が冷凍保存精液を用いた人工授精による個体と判明し、本種では世界初となる繁殖成功、さらに2024年には、海遊館で誕生した雛が世界2例目の成功を収めました。 日本動物園水族館協会(JAZA)総会の授賞式の様子(豊橋総合動植物公園提供) この度、14年にわたる研究の実績が認められ、日本動物園水族館協会より「古賀賞」を受賞しました。古賀賞は、希少動物(繁殖が難しく、世界的にも重要な種)の繁殖にとくに功績のあった動物園や水族館に対して贈られる、日本動物園水族館協会の最高の賞です。1986年の制定以降、これまでに37件の授与があり、本件が38件目となります。 海遊館と葛西臨海水族園は、本研究で培った技術を用いて、館内繁殖による国内のミナミイワトビペンギンの継続飼育や、将来的には野生下のペンギン類保全へ貢献できればと考えています。研究の発展のため、これからも取り組みを続けてまいります。 人工繫殖研究について詳細はこちら 2024年に海遊館で誕生した冷凍保存精液による人工授精で誕生した雛 人工授精の様子
2025.06.04
調査・研究
海遊館クラウドファンディングについてのご報告
海遊館では1990年の開業当初より、オーストラリア北東部に広がる世界最大のサンゴ礁であるグレート・バリア・リーフを再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽の展示を通して、その自然環境やそこで暮らす生きものの生態を伝えてきました。昨年11月28日にリニューアルオープンした同水槽の、リニューアルに向けた現地潜水調査などを経て、改めてグレート・バリア・リーフの美しさ、生命の素晴らしさをより多くの方に知っていただきたい、という想いが強くなり、グレート・バリア・リーフやサンゴ礁の未来を守る取り組みとして、2024年6月3日から2024年7月31日まで、クラウドファンディングを実施し、約546万円のご支援をいただくことができました。改めてクラウドファンディングで支援者の皆さまの想いとその温もりを感じました。心より厚くお礼申し上げます。皆さまからのご支援金は、海遊館からの拠出金と合わせて1,000万円をグレート・バリア・リーフの環境保全に向けて活動する現地NPO団体「Great Barrier Reef Legacy」に寄付させていただきました。また、海遊館でも昨年より「サンゴのバイオバンク」を設置し、サンゴの飼育・研究に取り組んでおります。今後とも皆さまの温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします
2024.05.30
調査・研究
~世界最大のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」保全プロジェクト~ クラウドファンディングに挑戦します
~世界最大のサンゴ礁を守る取り組み~『海遊館からつながるグレートバリアリーフ保全プロジェクト』クラウドファンディングに挑戦します。 海遊館では1990年の開業当初より、オーストラリア北東部に広がる世界最大のサンゴ礁・グレートバリアリーフを再現した「グレート・バリア・リーフ」水槽の展示を通して、その自然環境やそこで暮らす生き物の生態を伝えてきました。同水槽は現在、"サンゴの生命力"をテーマとしたリニューアル工事を進めています(2024年秋オープン予定)。 水槽リニューアルに向けた現地潜水調査などを経て、改めてグレートバリアリーフの美しさ、生命の素晴らしさをより多くの方に知っていただきたい、という想いが強くなり、クラウドファンディングに挑戦することとなりました。 皆様からご支援いただいた支援金は、海遊館からの拠出金を合わせてグレートバリアリーフの環境保全に向けて活動する現地NPO団体に寄付させていただきます。今回の取り組みを通して、グレートバリアリーフやサンゴ礁のことをお伝えするとともに、海遊館が架け橋となり、ご支援者様一人ひとりの想いを豊かな海の未来につなげていくことができればと考えています。 今回のクラウドファンディングについて 資金の用途 NPO団体「Great Barrier Reef Legacy」へグレートバリアリーフ保全活動支援として寄贈 実施期間 2024年6月3日(月)~2024年7月31日(水) 目標金額 1,000万円 形 式 All in形式(目標金額を達成しなかった場合も実施) プラットフォーム READYFOR 「Great Barrier Reef Legacy」について グレートバリアリーフの環境保全を目的に設立されたNPO団体。オーストラリアのクイーンズランド州を拠点とし、35年以上にわたってサンゴ礁の調査研究や教育普及活動を行う他、近年ではサンゴの保護を目的とした「バイオバンク」事業にも取り組んでいる。 返礼品一部紹介 海遊館にまつわる様々な返礼品を準備予定です。 ▲カラフルサンゴのECOキーホルダー ▲海にやさしいフラットポーチ ▲ジンベエザメの給餌体験 ▲サンゴ飼育員体験 ※予告なく内容を変更、または中止する場合があります。 海遊館館長より 地球と海、太陽、そしてサンゴ 2019年9月、展示水槽のリニューアル計画を進めていく中で、グレートバリアリーフの潜水調査に参加する機会がありました。書籍や写真や映像などで、現地の自然やサンゴ礁の様子は、十分に理解しているつもりでした。 体験したグレートバリアリーフの海中は、太陽の光にあふれ、白い砂地から巨大なサンゴ礁がそびえ立つ壮大な景観に圧倒されます。波が作る光のカーテンがゆらめき、サンゴたちを照らしていました。 壮大な海、太陽の存在...、奇跡の星、水の惑星と呼ばれる地球を実体感して、この自然を未来の世代に届けていきたいと心から思います。 海遊館館長 村上 寛之
2023.10.20
調査・研究
クラウドファンディング後2回目となる、ジンベエザメの調査を開始しました。
2023年9月28日(木)に、海遊館の研究所「大阪海遊館 海洋生物研究所 以布利センター」(高知県土佐清水市、通称:以布利センター)で飼育しているジンベエザメに記録装置を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を開始しました。海遊館では2011年から、ジンベエザメの生態解明を目指し、北海道大学と共同で記録装置を用いた回遊ルート調査「バイオロギング」に取り組んでいます。2022年12月から2023年2月の3ヶ月間は、本調査のさらなる発展のためにクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。7月に実施した、クラウドファンディング後初となる調査では、過去の調査個体とは異なる行動が確認できたなど、新たな発見を得られています。→ジンベエザメの調査を開始しました。今回の調査はそれに続く、2回目の調査です。ジンベエザメが移動した座標、水深、環境を記録できる従来の記録装置(データロガー)に加え、神戸大学との共同研究の一環で、映像を記録できる「カメラロガー」を取り付け、放流しました。 カメラロガーは短時間でジンベエザメから離脱、浮上する仕組みとなっており、放流当日に回収に成功しています。映像を確認したところ、「キハダ(マグロの仲間)」が遊泳している様子等を確認できました。現在はより細かな映像解析を進めています。 座標、水深、環境を記録できる記録装置は、設定期間に達すると調査対象から切り離され、水面へ浮上し収集データを送信する仕組みとなっています。衛星を通じてデータを受信し、解析することで、ジンベエザメの回遊情報を知ることができます。調査結果につきましては、海遊館ホームページで発信する予定です。
2023.10.19
調査・研究
ジンベエザメの調査データ取得に成功!新たな発見がありました。
海遊館は、2023年7月11日(火)から、高知県の定置網に入網したジンベエザメに記録装置(データロガー)を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を行っていました。→ジンベエザメの調査を開始しました。1ヶ月間の調査を終え、記録装置から送信された調査データを取得することに成功しました。データを解析し、今回の調査で分かったことをご報告致します。1.回遊ルート過去の調査個体では日本列島に沿って関東~東北沖までや、南下しフィリピン付近まで回遊していたことが記録できていますが、今回の調査個体は南東へ進み、小笠原諸島付近まで回遊していたことが分かりました。2.潜行回数今回は取得できたデータ数が多く、10分おきの詳細な遊泳データによって、明け方と夕方に潜行回数が多かったことが分かりました。3.深海域への長時間潜行小笠原諸島付近では、水深500~600mの深海域へ最大6時間ほど潜行していたことが分かりました。水温データをみてみると、他の海域と比較して水温が高く、それが長時間潜行できた理由ではないかと考えています。今後は調査データをより細かく解析していく予定です。調査結果は引き続き、海遊館ホームページでお知らせ致します。ジンベエザメの回遊ルート調査「バイオロギング」は、調査のさらなる発展のために、2022年12月から2023年2月にかけてクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。→海遊館クラウドファンディングの結果ご報告皆様からのあたたかいご支援、ご声援により、こうして調査を実施し、成果を出せたことを大変うれしく思います。改めて、厚く御礼申し上げます。海遊館は、これからもジンベエザメの生態解明を目指し、調査研究に努めてまいります。
2023.07.12
調査・研究
ジンベエザメの調査を開始しました。
2023年7月11日(火)、高知県の定置網に入網したジンベエザメに記録装置(データロガー)を取り付け、回遊ルート等、生態解明を目指した調査を開始しました。海遊館では2011年から、ジンベエザメの生態解明を目指し、記録装置を用いた回遊ルート調査「バイオロギング」に取り組んでいます。2022年12月から2023年2月の3ヶ月間は、本調査のさらなる発展のためにクラウドファンディングを実施し、1,000万円を超えるご支援をいただくことができました。今回はクラウドファンディング実施後初となる調査で、高知県の定置網に入網した全長6.9mのオスのジンベエザメに、調査期間を1ヶ月に設定した記録装置を取り付け、放流しました。記録装置は設定期間に達すると調査対象から切り離され、水面へ浮上し収集データを送信する仕組みとなっています。衛星を通じてデータを受信し、解析することで、ジンベエザメが移動した座標、水深、環境といった情報を知ることができます。調査結果につきましては、海遊館ホームページで発信する予定です。
2023.03.15
調査・研究
海遊館クラウドファンディングの結果ご報告
海遊館では、長年取り組んでいるジンベエザメの生態解明を目指した調査・研究をさらに発展させるため、2022年12月1日から2023年2月28日まで、クラウドファンディングを実施いたしました。【 ~ジンベエザメの生態解明を目指して~ 海遊館初 クラウドファンディングに挑戦します 】皆様のあたたかいご支援により、当初の目標金額500万円を大きく上回る1,050万円のご支援をいただくことができました。心より厚くお礼申し上げます。今後、ジンベエザメの回遊ルートを把握するための調査「バイオロギング」に使用する記録装置(データロガー)4基の購入などに活用させていただきます。また、調査研究活動や結果は、引き続き海遊館ホームページで発信してまいります。今後とも皆様のあたたかいご支援を、どうぞよろしくお願い致します。
2022.12.22
調査・研究
~ジンベエザメの生態解明を目指して~ 目標達成と継続実施のお知らせ
「ジンベエザメ保全のために海遊館ができること 謎に包まれた回遊ルートの解明に挑む」プロジェクトへのご支援、誠にありがとうございます。みなさまからの温かいご支援により、開始21日目で目標金額に到達することができました。想像を上回る反響の大きさに驚くとともに、海遊館や生き物たちを愛してくださるみなさまの想いや熱量を改めて感じることができました。大変嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。ご賛同・ご支援いただいたみなさまや、取り組みを知っていただいた皆様に深く御礼申し上げます。以降はネクストゴールを1,000万円とし、より困難な中長期のデータ取得に挑戦するとともに、このプロジェクトを通して、1人でも多くの方にジンベエザメの現状や取り組みを知っていただけるように、最終日の2023年2月28日(火)までこのクラウドファンディングの実施を継続いたします。今後は順次返礼品の追加も予定しておりますので、楽しみにしていただけますと嬉しいです。プロジェクトへのご支援・ご賛同はこちらさらなる温かいご支援、どうぞよろしくお願い致します。 海遊館 生き物たち&スタッフ 一同