ウミガメレスキューのその後①

突然ですが、「海遊館日記」8月13日号(http://www.kaiyukan.com/connect/blog/2013/08/post-229.html)を覚えていらっしゃいますか?
大阪湾の防波堤に迷い込んだアカウミガメのレスキューレポートでした。
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8月16日号では一緒に保護(?)されたカメフジツボのお話(http://www.kaiyukan.com/connect/blog/2013/08/post-232.html)までして、すっかりご無沙汰してしまいました。
今回は、救出されたウミガメのその後をご報告します。
保護から3日目の朝、餌を全く食べようとしないアカウミガメを心配しつつ、「今日こそはゴハンを食べて!!」と祈りを込めて見に行くと、プールの底に次の写真のようなものが・・・
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何かというと、粉々に砕かれたイガイ(Mytilus coruscus)の貝殻でした。ウンチと一緒に、消化できない貝殻だけがでてきたようです。
次の日にも大量の貝殻がプールの底に!!その量 約2kg!!防波堤の中で壁にくっついているイガイを食べていたんでしょうね~。
貝なら食べてくれるかもということで、私達も二枚貝をあげてみることに・・・
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左側の白くて大きな貝はホンビノスガイ、右側の茶色くて小さな貝は皆様もご存じのアサリです。ホンビノスがいかに大きいかお分かり頂けるでしょう?
海遊館ではラッコしかもらえないホンビノスガイを担当から特別に分けてもらい、アサリと一緒にあげてみました。
すると、分厚いホンビノスの貝殻をバリバリ!!食べた!! 食べた!! やった!!
この日を境に餌をたくさん食べるようになり、スタッフも一安心です。
そして思ったこと・・・絶対に咬まれたくない・・・。

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