ついに日本の森に登場!
- 2020.09.04
- 魚類チームの日記
みさき公園からやってきたナツとリン。
過去ブログ「あの子たちは今」
でお伝えしたように、リンが膀胱結石除去手術を行いました。
除去した石は10円玉の1/4ぐらいの大きさでした
術後はしばらく単独で半月近くドックケージ暮らし
抜糸後に母親のナツと喜びの再会
しばらく状態を確認してから問題なしと判断して、8月末から「日本の森」にデビューの運びとなったわけです。
デビュー前日の閉館後、予備室から展示裏の寝室へ移動。
次の朝になって係員が寝室の扉を開けましたが...出てこないし。
係員「餌だよ~」ちらり
かなり警戒している様子です。
係員が餌でおびきだし、こわごわ出てきた2頭。
係員が退室すると展示内を探検し始めました。
ただ、大きな水場はちょっとこわいみたいです。泳いでいるアユには興味があるけど...。
ナツは右のほうの岩場で体をこすっている途中で一度すべって落水し、あわてて上陸していました。
リンはナツよりも水場に興味津々で、左側のスロープになった部分から後肢だけ残してしきりに水の中をみつめていました。
(▼左がリン)
後ろ足の踏ん張り具合に注目です。
30分ぐらいどうしようか悩んでいましたが、ついにドボンと入水し!上陸→入水→上陸を繰り返し、だんだん距離をのばしていきました。
急いで通路側から下の階まで水中部を見に行くと、わざわざ左の岩場にやってきて、ガラス越しにこちらを凝視していました。
「なんか知っているヤツがいる!」と思ったようです。
それから1時間後に見に行くと、ナツも泳いでいました。リンが泳ぎだしたので、くっついていったようです。娘に様子を見させたのだろうか?(笑)
中央の擬木に先に上ったのもリンでした。好奇心旺盛なお嬢さんです。
私はナツは久々の「日本の森」と思っていたのですが、調べたところ、特別展示「ふしぎスコープ」や「ふれあいライブ館」でしか展示しておらず、実は「日本の森」は初めての展示でした。
みなさま、ぜひデビューした2頭を見に来てくださいね。
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最後にお知らせです。
5月にバックヤードで飼育していたヤットが肺をはじめとする内臓のうっ血による循環障害で15歳の誕生日を迎えることなく死亡しました。大学での検査に時間を要し、皆様へのお知らせが遅くなりましたことをお詫び申し上げます。
バイオロギングでカメラを背負ったり、最近では採血のトレーニングも進んでいたヤットでした。
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