日本の森の近況(2020年12月)

日本の森は屋内でなかなか紅葉はしませんが、初冬の現在、落葉樹は葉を茶色にして落としています。今年の日本の森はツワブキがたくさん咲きました。

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草木が花をつけるのは、今年はこれがラストかと思います。
ツワブキは漢字で書くと「石蕗」、岩や石などの間に生えているフキという意味とのこと。寒くなる今の時期に花が咲くことから、「困難に負けない」という花言葉があり、これまでにないような状況を過ごす今年にとてもふさわしい花なのではないでしょうか。

こちらは久々の赤い実シリーズです。水鳥コーナーの上に当たるここではマンリョウとヤブコウジが実をつけていました。

▼マンリョウ
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▼ヤブコウジ
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以前もご紹介しましたが、ここには万両(マンリョウ)、千両(センリョウ)、十両(ヤブコウジ)がそろっています。センリョウはまだ実をつけていません。でも、マンリョウが2本あるので、しめて20,010両です(笑)。

彩りが寂しくなる冬は冬の楽しみ方があります。最近、植物担当者はコケにも力を入れていますので、滝の周辺などにもご注目いただけるとうれしいです。

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