ブログ「海遊館日記」

8月に「パナマ湾」水槽へデビューしたイシガキフグについて紹介します。
このフグは高知県土佐清水市にある海遊館の研究所（通称：以布利センター）から遥々やってきました。
海遊館に到着すると、すぐ「パナマ湾」水槽に展示...というわけではありません。
まずはバックヤードで飼育し様子を見ます。水槽に慣れるまではエサに見向きもしませんでしたが、数日するとピンセットに挟んだエサを係員の手から直接食べるようになりました。

そして、ようやく「パナマ湾」水槽にデビューしたのですが、大きな水槽に驚いたのか岩陰に隠れてしまい、水面からエサやりをしても他の魚たちしか寄ってこず、姿は見えません。
エサを食べない日が続いたため、試しにダイバーが手渡しで与えてみると、お腹がすいていたようでバクバクと食べました！
今では係員の姿を見つけると一目散に近づいて来るようになりました。

しかし、大きな問題がありました...。
エサを見つけてから食べるまでが遅いのです。
そこで給餌棒と呼ばれる道具を使って与えてみると、うまく食べることができました！

では動画でご覧ください。

でも、時には他の魚に食べられてしまうこともあります。こちらはソウシハギに餌を取られてしまった動画です。 まだまだ不慣れですが、エサを与えるところを見かけたときは、ぜひ応援してあげてください！