サンゴとイソギンチャクの違いって?

皆さんはサンゴとイソギンチャクは、植物と動物どちらかご存知ですか??
正解は動物の仲間!
どちらも「刺胞(しほう)」という毒針を体に持つ生き物のグループ、「刺胞動物」に含まれます。

ちなみにクラゲも刺胞動物。全然見た目が違うのに...!生き物って不思議です(◎o◎)

サンゴと聞くと木の枝のような姿を思い浮かぶかもしれませんが、種類によって形は様々。
例えばこちらをご覧ください。

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一見イソギンチャクのように見えますがこれはサンゴの仲間。
キノコのような形をしていることから「ウミキノコ」という名前がついています。
イソギンチャクっぽいけどサンゴで名前がキノコ...うーん、ややこしいっ!!
種類によってとても姿が似ているサンゴとイソギンチャク、違いはいくつかあるのですが、今日はその中の1つをお話しします。

それは「移動できるか・できないか」です。

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サンゴの仲間の多くは住処を決めたら岩に固着してしまい、一生をその場で生活します。

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対してイソギンチャクは裏側の「足盤(そくばん)」を使って、時速数cmのスピードで移動することができます。
写真のイボハタゴイソギンチャクは「ぎゅぎゅっとキュート」で展示していますが、水槽の右へ左へ、ほぼ毎日居場所が変わっています。
でも、そんなサンゴの中にも例外が。

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クサビライシの仲間は珍しく岩に固着しないサンゴで、体を膨らませることで移動したり、ひっくり返った時に自力で元に戻ったりすることができるそうです。
ただ、私は「モルディブ諸島」水槽のクサビライシが移動しているところを見たことがありません。
動かないのはそこが心地よい場所なのかな?
そうだといいのですが、一度でいいから動いている姿も見てみたいと思う今日この頃でした(^^)

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