エトピリカの暮らすところ
- 2021.09.22
- 海獣チームの日記
海遊館では2018年より「アリューシャン列島」水槽でエトピリカを展示しています。
エトピリカについて調べていくと、名前の由来がアイヌ語で「美しいくちばし」をいう意味を持ち、日本でも北海道道東の限られた場所では繁殖もしているということを知り、野生のエトピリカを見てみたいと思うようになりました。
そしてチャンスが訪れました。
2019年6月に北海道根室に行く機会がありました。
(▼断崖絶壁)
(▼怪しい穴)
島の岩肌を見ては小さな穴がないか探し、海鳥の群れを見つけてはエトピリカの姿を探しました...
が、やや時期が早かったのかエトピリカに会うことは出来ませんでした。
それでも道東に暮らす多くの野生生物に出会うことができました。
(▼ゼニガタアザラシ)
(▼ケイマフリ)
改めて日本では多くの野生生物を見ることができる環境があり、この魅力を多くの人に知って見てもらいたいと感じました。
とはいえ、なかなか頻繁に現地まで見に行くことは難しいので、展示水槽で環境を再現し、生きものたちの動きを更に引き出していきたいと思っています。
荒波の根室海域を泳ぎ羽ばたくエトピリカに会えなかったのは残念ですが、こういう環境で生きていると知れたことは、私にとって貴重な経験となりました。
最後は素敵なJR根室本線花咲線の座席シートです。
(▼座席シート)
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