ポリプって何者?
- 2022.03.15
- 魚類チームの日記
大変私事ですが、最近、約8年働いた設備担当を離れ、魚類担当に移りました。
現在は、太平洋水槽の給餌でイトマキエイやジンベエザメに翻弄され、事務所では聞き慣れない専門用語に四苦八苦し、潜水作業では重度の運動音痴が露呈されてしまう日々を元気に送っています。
さて、そんな私はクラゲの担当、その中でも主に「ポリプ」の管理をしています。
ポリプって...みなさまご存知でしょうか。
実は海月銀河でも展示しています。
球体型のこちらの水槽。この中で「サカサクラゲ」のポリプが暮らしています。
このイソギンチャクのようなものがポリプ。ポリプとはクラゲの一生の内の1つの形態で、石や貝殻などにくっついて生活しています。ポリプからは時々花のような形をした「エフィラ」が発生し、このエフィラが成長すると、私たちがよく知るクラゲの形になります。
ポリプの形も様々。
これは「アトランティックシーネットル」のポリプで、サカサクラゲ同様イソギンチャクみたいな形をしていますね。
こちらは「シロクラゲ」のポリプで糸状です。
クラゲ初心者の私は展示水槽を見ながら、「へ〜、そんな感じに成長するのねぇ。」と感心する毎日です。
多くのクラゲは受精卵が孵化し「プラヌラ」と呼ばれる形態から始まりますが、プラヌラはポリプにもなる種類もいれば、ポリプ期を介さずクラゲに成長する種類もいたり。
何者やねん。君ら。
まだまだ知らないことがたくさんあり、毎日が驚きと発見の連続です。
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