こんなところにも?

先日、クラゲ担当の私のところに「『海遊館ミュージアム』に展示した覚えのないクラゲがたくさんいる」との連絡が入りました。さっそく現場に見に行くと...確かにたくさん!
場所はこちら、マダコの暮らす「瀬戸内海」水槽です。
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どこに?と思われるかもしれませんが、ちゃんといます!
しかも2種類!

まず1種類目はこちら。
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この岩にくっついている白いつぶつぶは「ミズクラゲ」です。
皆さんがご想像されるクラゲの姿とは全く違っていると思いますが、多くのクラゲは一生の内、イソギンチャクのように海底で暮らす時期があり、この時期のクラゲは「ポリプ」と呼ばれます。

茶色くなっている部分も見えますが、これはポリプの次の段階「ストロビラ」の姿です。
もう少し成長すると、ストロビラの上の方から薄い花のような形をした「エフィラ」が1枚1枚はがれていき、それぞれが成長して私たちのよく知るクラゲの姿となります。

そしてもう1種類はこちら。
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まっっっったく映りません...。
秘密兵器「マクロレンズ」を装着してもう一度!
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1mmにもならないくらい小さなクラゲがいました!「ハイクラゲ」です。
このクラゲは突然水槽内にたくさん出てきて、いつの間にかいなくなるというとても不思議なクラゲです。
他の水槽でもクラゲがひょっこり育っているかもしれないので、水槽の隅々まで探してみてください。

30周年記念特別展『海遊館ミュージアム』は5月8日(日)までの期間限定開催です。
この週末が最後のチャンス!ぜひ、お越しください。

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