ブログ「海遊館日記」

「エクアドル熱帯雨林」水槽で暮らすオオヨコクビガメ。
水中を優雅に泳いだり、水面に浮かぶ餌を一生懸命食べたり、はたまた陸に上がってのんびりと甲羅干ししたり。
そんな表情豊かなオオヨコクビガメの本日の注目ポイントは、鼻です。

オオヨコクビガメの鼻は顔の中央にそら豆型の穴が二つ、きれいにちょんちょんとあいています。
正面から見ると目もくりっと丸く、とっても愛らしい顔をしているのが特徴です。

そして、そんなキュートな顔からは想像もつかないかもしれませんが、実は鼻息がすごいんです。
餌を与えようとすると手に息が吹きかかるのを感じるぐらい、力強い呼吸をしています。

オオヨコクビガメは日中のほとんどの時間を水中ですごし、眠る際には水槽の底にじっと沈んでいることもあります。
水中への生活に適応していることから、肺活量が多く、呼吸が力強いと考えられています。
遊泳途中の息継ぎの際にはその長い首を水面に向けて目いっぱい伸ばし、鼻先だけを出して呼吸することもあります。

オオヨコクビガメのちょこんとしたお鼻、ぜひ注目してみてください。