北極圏への道Vol.1
- 2023.07.01
- 北極圏の旅・2023 , 魚類チームの日記
突然ですが、私は今アラスカに来ています。
プライベート...ではなく、もちろんお仕事です!
海遊館には「北極圏」エリアがあります。
北極圏の環境を上下2フロアで再現していて、上の階は氷上で暮らすワモンアザラシ、下の階では流氷下の海中で暮らす魚や甲殻類を展示しています。
実は、下の階で暮らす生き物のほとんどは、飼育員が北極圏に赴き、採集した生き物です。
どんな生き物がどんな場所で暮らしているのか、気温や天候等の北極圏の環境をその身で体験することで、あまり分かっていない極地生物の飼育(繁殖)方法やパネル展示やイベント等での環境解説に活かしていきたいと考え、2013年以降定期的に「北極圏採集調査」を実施しています。
ここ数年はコロナ禍の影響を受け、調査ができない状態が続いていましたが、今年は北海道大学から同校の練習船「おしょろ丸」で北極圏航海を実施するとご連絡をいただき、乗船させていただくことになりました!
※2018年の調査も「おしょろ丸」に乗船させていただいての船上調査でした。
北極圏採集調査はそれ以来約5年ぶりとなります。
海遊館は日本からではなく、「おしょろ丸」が途中立ち寄るアラスカからの乗船です。
ここ数ヶ月は航空券の手配や必要な機材の準備、過去の資料の整理などで大忙しでしたが、ついに!出発の日を迎えました!
久しぶりの海外、目的地は「アラスカ州ノーム」。 ドキドキの旅が始まりました...!
ドキドキしながらもアラスカの玄関口、「アンカレッジ空港」で遭遇したヘラジカ(剥製)と記念撮影してテンションが上がった飼育員Yです。
この後、ハリバット(オヒョウと言うカレイの仲間)のバーガーセットを注文して、ポテトのあまりの多さに驚愕します。
この後はノームに向けて出発です。
初めてのアラスカで果たして無事ノームにたどり着けるのか⁉︎ おしょろ丸に乗船できるのか⁉︎
To be continued...
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