オゾンフィルター持ち手改造~リベット接合で利便性アップ~
- 2024.05.19
- 設備チームの日記
海遊館では飼育水の水質維持のためオゾンを使用しています。
「オゾン塔」と呼ばれる水槽の底から泡状にオゾンを吹き込むことで水を浄化して、余分なガスが上部から排出されます。このガスは、汚れた水分を含んでいるのでフィルターを通して排出されます。設備チームでは毎月このフィルターの交換と洗浄を行っています。
「タスマン海」水槽は特にフィルターが大きく、汚れにより重くなるため従来の持ち手だと取出しにくく、交換時などに持ち手が外れることもあり危険でした。そこで今回、新たに丈夫な持ち手に改造しました。
「タスマン海」水槽のバックヤードにフィルター(茶色の四角い枠)の設置場所があります。
フィルターは2枚あり、細い取っ手だと取り出すのも一苦労でした。
汚れたフィルターはとても重たいです。
取り出したものは洗浄し、翌月また交換します。
丈夫な取っ手を「リベット接合」という方法で改造しました。
リベット接合...「リベット」という部品を使用して母材となる金属同士を接合する方法。ボルト接合のように緩むことがなく、長期間安全に使用できる。
リベット接合は航空機の製造や橋梁の建設、身近な物では鞄の底に使われているそうです。
持ち手が握りやすく、大きなフィルターもしっかりと安全に持てます。
新たな取っ手によって作業効率アップにもつながりました。
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