待望の花?
- 2024.08.24
- 魚類チームの日記
5月のみどりの日に「"みどりの日"の発見」のブログにて、エクアドル熱帯雨林の植物、アンスリウム・フッケリ(Anthurium hookeri)の花かと思ったら、葉っぱだったということをお伝えしました。
その後も葉っぱがちょこちょこ増えていたのですが、8月に入り、いつもの葉とようすが違うことに気づきました。
これはもしかして待望の肉穂花序(にくすいかじょ)では?!
アンスリウムについておさらいすると、品種の場合、ハート型をした赤い仏炎苞(ぶつえんほう)=花がつく茎を包む大きな葉を持ち、仏炎苞(ぶつえんほう)の中央にある黄色い肉穂花序(にくすいかじょ)に小さい花がつきます。
では、アンスリウム・フッケリの仏炎苞(ぶつえんほう)と肉穂花序(にくすいかじょ)はどんな感じ?かというと、
仏炎苞(ぶつえんほう)は緑なんですね(青矢印)。そして、赤矢印が肉穂花序(にくすいかじょ)でつぶつぶとしたのが花です。
アンスリウムは英語で「Tailflower(尾のような花)」と呼ばれますが、アンスリウム・フッケリの肉穂花序(にくすいかじょ)はまさに動物の尾のように見えます。薄紫色だけど...。
アンスリウムは品種改良もさかんで600種近くあるようですが、品種は仏炎苞(ぶつえんほう)の色や形を楽しむものが多く、生け花などでもいろいろなものが用いられています。また、原種(品種改良の元となる種)は葉の形や模様に特徴があるものが多く、アンスリウム・フッケリはこれに当たります。葉が40cm近くになりますし、なんといっても葉のつき方が衝撃でしたし、確かに葉に特徴がある!!
1枚目の写真でも肉穂花序(にくすいかじょ)の左下に新しい葉が見えています。
アンスリウム・フッケリ、おもしろいぞ。
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