2017.12.28
ニュース
ミニ企画展「女子力全開!カマイルカ~育女たちの子育て~」を開催
水族館だからこそわかった、カマイルカの出産・子育てに迫るミニ企画展を開催! 海遊館のカマイルカたち。恋の季節の到来から、赤ちゃんが生まれてから大人になるまで、メスのイルカの子育ての様子など、水族館だからこそ解った出産・子育てに迫るミニ企画展です。 ミニ企画展『女子力全開!カマイルカ~育女たちの子育て~』 開催期間2017年12月1日(金)~2018年1月21日(日) 時 間海遊館営業時間と同じ 場 所海遊館4F ビューイングルーム 料 金海遊館入館料に含む 問合せ海遊館インフォメーション06-6576-5501
2017.10.10
生きもの情報
たくさんの感動をありがとう!ラッコの「パタ」が天寿を全うしました
たくさんの感動をありがとう、パタ。そして、パタをたくさん愛してくれてたみなさん、ありがとうございます。 平成29年10月10日(火)朝4:00、海遊館生まれのラッコ「パタ」が亡くなりました。21歳でした。一般にラッコの寿命は15~20歳と言われていることから大変長寿で、国内の水族館生まれのラッコとして最高齢でした。「パタ」は平成8年6月28日に海遊館で生まれたメスのラッコです。生まれた当初から海遊館で暮らし、赤ちゃん時代にはぷかぷか水面を泳ぐ母親ラッコのお腹の上に乗る姿が愛くるしいと、話題になりました。性格はいたずら好きでやんちゃ。可愛らしい姿の写真がWEB上で何度も話題になったり、毎年6月28日の誕生日にはお客様からお誕生日カードを受け取ったり、誕生会イベントへの参加に応募者が殺到したりと、日本中にたくさんのファンがいたこともパタならではです。パタはラッコの中でも一番トレーニングで出来るようになった動作が多く、陸上での握手や、口をパカッと開ける動き、自ら体重計に乗る行動などが出来ました。このような多様なトレーニングが上手く出来たからこそ、長年こまめにケガや体重、体調のチェックなど健康管理を行うことができ、しっかりと長生きをしてくれました。パタは平成29年10月3日(火)頃から体調に変化があり、8日(日)からバックヤードで24時間体制でケアを続けましたが、老衰により天寿を全うしました。なお、海遊館では現在ラッコの展示を行っておりません。◆担当者から "パタは海遊館で誕生し、21年間その姿を見てきました。ラッコのなかでもひときわ「わがまま」という個性があって、たくさん困らせてくれました。ラッコの中でも小柄で、丈夫な体ではないように思っていたが、いつのまにか水族館生まれとして国内最高齢にまでなっていました。本当によくがんばってくれました。この数年は1頭での生活だったので、飼育員たちが出来るだけパタに会いに行き、生活に刺激を与え健やかに暮らしてくれるよう見守ってきました。そんな毎日の中で、私をはじめ飼育員たちはみな、パタから学ぶことがたくさんありました。感謝しています。今はすごく悲しくさみしいですが、パタには本当にありがとう!と伝えたいです。"(海遊館 飼育展示部海獣環境展示チーム マネージャー地本(パタ誕生時より海獣担当) ◆パタを愛してくださったみなさまへ ラッコのパタを大切に想ってくださってきたみなさま、本当にありがとうございました。たくさんの魅力で、ラッコと海の生きものの素晴らしさや不思議さを教えてくれたパタに、海遊館は感謝しています。海遊館では、パタへの感謝を伝える場を設ける予定です。パタを愛してくださったみなさまからのお気持ちも、その際にお受けできるよう検討しておりますので、お待ちいただきますようお願いいたします。 ◆ラッコのパタについて 愛 称:パタ性 別:メス年 齢:21歳(平成29年10月10日現在)誕生日:平成8年6月28日(海遊館生まれ)特 徴:かわいい顔して、かなりの気分屋。よく飼育員を悩ませている。おやつでもらう、氷とカニが好き。しかし気分によっては食べずに捨てる飼育員泣かせなラッコ。しかしそんな姿さえもが魅力的で、21年間、海遊館の飼育員はもちろん日本中にファンを持つアイドルのようなラッコ。その魅力で、「ラッコ」という生きものの素晴らしさや不思議さを広く私たちに伝えてくれた。 ◆海遊館とラッコについて 海遊館ではラッコが不在となりますが、開館以来27年間取り組んできた飼育経験と知識を、ラッコの保全・保護活動に役立てていきたいと考えています。ラッコの生態研究を今後も継続して行い、自然で暮らすラッコの保護・保全活動の一助となれるように取り組んで参ります。
2017.06.07
ニュース
ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
新体感エリアの「フォークランド諸島」水槽で、愛くるしい姿の赤ちゃんと微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。 2017年6月7日(水)の朝、ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが1羽誕生しました。一般公開中の「フォークランド諸島」水槽では、愛くるしい姿の赤ちゃんと微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。現在は親鳥が熱心に子育てをしています。赤ちゃんは親鳥のお腹の下に隠れていますが、親鳥が動いたタイミングなどに顔を出し、ピーピーと鳴く様子をご覧いただけます。 今回誕生したミナミイワトビペンギンの赤ちゃんは、人工授精を行った親鳥から産まれました。昨年、海遊館ではミナミイワトビペンギンの人工授精に世界で初めて成功しましたが、今回はさらに発展させた試みとして、凍結した精子を用いて人工授精を行いました。人工授精による赤ちゃんであるかどうかは、DNA検査を行い約1ヶ月後に判明する予定です。人工授精であることが確認できた場合、ミナミイワトビペンギンにおける凍結精子を用いた人工授精として、世界で初めて成功したことになります。
2017.04.05
生きもの情報
国内水族館初展示の "ミクロドイバラモエビ" など、深海性のエビ、カニ類を展示します
海遊館4階の「日本海溝」水槽にて、4種のエビやカニを追加展示! 海遊館では、高知県立海洋深層水研究所と共同で、室戸岬周辺の深海生物について研究を行なっています。今回、共同研究の一環で、深海にすむミクロドイバラモエビ(国内水族館初展示)をはじめ、高知県室戸岬周辺で確認された4種のエビやカニを展示します。 ◆ ミクロドイバラモエビ 学名:Lebbeus tosaensis高知県室戸市の海洋深層水研究所の深層水取水ラインに迷入した非常に小型のエビです。同研究所が新種として発表しました。国内水族館での展示は初めてです。◆オオホモラ学名:Paromola japonica第5脚を背面側に折り曲げることができ、この脚を使ってカイメンやカイガラなどを背負って身を隠します。◆オキノスジエビ学名:Plesionika narval水深200~300mに生息するジンケンエビ属の仲間です。春から初夏には30m以浅で発見されることもあり、大群をなすことから繁殖のために浅海に移動してくるのではと考えられています。◆ツノワラエビ学名:Eumunida dofleiniカニのような姿をしていますが、温帯域の深海域に生息するワラエビ科のエビです。 ※今回展示する生物は、詳しい生態がわかっていないため、予告なく展示を終了する場合があります。
2017.03.13
ニュース
顔は生き様を表す!? 大型企画展「海遊館の顔博」を開催します
2017年3月17日(金)から2018年春まで、海遊館エントランスビル4Fにて、顔に特徴のある魚にスポットをあてた企画展「海遊館の顔博」を開催します。 魚の顔をよく見ると、ユニークな顔をしているもの、かわいい顔をしているもの、少し怖い顔をしているものなどさまざまです。今回の企画展では、 顔に特徴のある魚を集め、その特徴と役割を約16種50点の生き物の展示と合せて紹介します。海遊館では、魚たちの顔をじっくり観察していただき、生き物の姿とその生態に興味も持っていただければと考えています。 【海遊館の顔博概要】◆開催期間 2017年3月17日(金)~2018年春 ◆時 間 海遊館営業時間と同じ ◆場 所 海遊館エントランスビル4F ◆料 金 海遊館入館料に含む ◆問合わせ 海遊館インフォメーション 06-6576-5501 【予告】3月17日!海遊館の次の"顔"は誰...?
2016.10.08
ニュース
たくさんの笑顔に感謝!7,000万人目のお客様をお迎えしました
本日、7,000万人目のお客様をお迎えすることができました。 海遊館は、平成2年7月20日にオープンし、ジンベエザメをはじめ、自然環境と生命の美しさ、不思議さ、迫力を感じていただきたいと思い、様々な活動を続けてまいりました。そして、たくさんのお客様に笑顔で楽しんでいただけましたことを心より嬉しく思っております。 これからも、より一層の感動をお伝えできるよう、進み続けてまいります。
2016.07.22
ニュース
オスのジンベエザメ「海くん」がやってきました!
メスの「遊ちゃん」とともに、2匹で展示しています! 「太平洋」水槽に、7月22日(金)のAM07:40 にオスのジンベエザメ(愛称:海(かい)くん、推定年齢4~5歳、全長4.3m、推定体重約800kg)を搬入し、同日より展示しました。 現在「太平洋」水槽では、メスのジンベエザメ(遊(ゆう)ちゃん、全長5.03m、推定体重1,100kg、推定年齢8歳~9歳)を展示中で、今回の搬入によりジンベエザメの展示は2匹となります。 ▼新しくやってきたジンベエザメ「海くん」 今回搬入したジンベエザメは、平成27年6月14日に高知県室戸岬の定置網に入網し、同月16日より以布利センターで健康管理を行ってきました。 海遊館では、オスのジンベエザメの愛称は「海」くんを引き継ぐことにしています。 ▼ジンベエザメ「遊ちゃん」(上)と「海くん」(下) 海遊館の環境保全の取り組みを知る
2016.07.01
ニュース
ジェンツーペンギンが3羽誕生しました
~今月生まれの赤ちゃんたちが、かわいい盛りです~ 平成28年6月17日(金)から18日(土)にかけて、ジェンツーペンギンの赤ちゃんが計3羽誕生しました。一般公開中の「南極大陸」水槽では、まだ小さい赤ちゃんの愛くるしい姿と微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。 今回誕生したジェンツーペンギンの赤ちゃんは、3ペアの親鳥が子育て中で、順調に成長しています。担当の飼育員は毎朝赤ちゃんの体重を測定し、成長と健康状態を観察しています。 【ジェンツーペンギンの赤ちゃんについて】 《孵 化 日》 平成28年6月17日(金)2羽、18日(土)1羽《雛の大きさ》 体重83.1g~90.2g(孵化時) 体重371.6g~555.5g(6月30日) ※現在、「南極大陸」水槽で一般公開しています。※海遊館で生まれ生育したジェンツーペンギンは、今回の3羽を加えて、計12羽となりました。 【ジェンツーペンギンについて】 ジェンツーペンギン 英名:Gentoo penguin 学名:Pygoscelis papua ペンギン科。頭頂部にある白い斑紋が特徴。成長すると体長約75㎝になる。南極半島や南極周辺の島々に生息。小高い丘に雑草や小枝、小石で浅いクレーター状の巣を作り、メスは1回の産卵で通常2個の卵を産む。小魚、オキアミ、イカなどを食べる。今月生まれたミナミイワトビペンギン(3羽)とカリフォルニアアシカの赤ちゃん(1頭)も元気に育っており、かわいらしい盛りを迎えています。 →ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが 3羽 誕生しました。→ミナミイワトビペンギンの赤ちゃん1羽、DNA検査の結果、人工受精による雛の誕生を確認しました~本種では世界初~→カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました!~お母さんアシカも海遊館生まれです~
2016.06.23
調査・研究
DNA検査の結果、人工受精によるミナミイワトビペンギンの雛の誕生を確認しました~本種では世界初~
海遊館では、平成28年6月4日から6日にかけて、ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが3羽誕生し、公開中の「フォークランド諸島」水槽で元気に成長しています。この赤ちゃんのDNA検査を行った結果、1羽が人工授精により誕生したことがわかりました。ミナミイワトビペンギンの人工授精の成功は、世界で初めてです。 海遊館では、ミナミイワトビペンギンの繁殖率向上を目的に、2011年より繁殖生態の解明と人工繁殖技術の確立を目指し、神戸大学大学院農学研究科の楠 比呂志氏(准教授)と共同研究 に取り組んできました。 研究開始から6年目の今シーズンは、飼育羽数が多く自然繁殖の実績を持つ葛西臨海水族園(東京)に協力を依頼し、4月末に葛西臨海水族園のオスから精子を採取し、海遊館で飼育中の3羽のメスに人工授精を行いました。 人工授精を行った3羽のメスは、4月28日から5月4日にかけて計5つの卵を産み、ペアの親鳥が約1ヵ月間あたため、6月4日から6日にかけて3羽の雛が誕生しました。 卵の殻の内側に付着した血液からDNA検査を行った結果、3羽のうち1羽が人工授精による雛の誕生であることが判りました。 海遊館では、今後、この人工繁殖技術を国内外の水族館や動物園に普及し、ペンギン類の繁殖を向上させるとともに、精子を凍結保存する技術を確立させて、絶滅の恐れがある野生下のミナミイワトビペンギンの種の保存にも貢献したいと考えています。
2016.06.17
ニュース
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました!~お母さんアシカも海遊館生まれです~
平成28年6月14日(火)の午前10時頃、「モンタレー湾」水槽でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました。 お母さんアシカの愛称は「ナミ」(5歳)。今回が初めての出産です。実はお母さんアシカになった「ナミ」も、海遊館生まれで(平成23年8月24日生まれ)、多くのお客様にご覧いただきながら元気に成長しました。 この度、初めての出産、子育てとなるため、落ち着かなく食欲がない様子が観察されていましたが、次第に慣れ、口先で赤ちゃんに授乳をうながすなど上手に子育てをしています。赤ちゃんは体長約60㎝(目測)、体重8.9㎏(6/15計測)で、性別はオスです。 アシカの赤ちゃんは生後約1年間、母親の母乳で育ちます。「モンタレー湾」水槽で、親子のほほえましい様子をご覧ください。 現在、「モンタレー湾」水槽では、平成26年5月生まれの「レオ」(2歳)と平成27年6月生まれの「しずく」も一緒に暮らしています。誕生したばかりの赤ちゃんが、アシカファミリーの新たな一員としてすくすく育ってくれるよう、しっかりと成長を見守ってまいります。