2019.10.19
生きもの情報
オスのジンベエザメ「海くん」がやってきました!
10月18日(金)にオスのジンベエザメ(愛称:海(かい)くん、推定年齢4~5歳、全長4.2m、推定体重約700kg)を搬入し、19日より一般公開しています。 海遊館で飼育していた2匹のジンベエザメのうち、オスの海くんに小型の記録装置(データロガー)を装着した後、故郷である太平洋へ放流し、自然の海での回遊経路の調査を開始しました。これに伴い、高知県にある海遊館の研究所で飼育していたオスのジンベエザメを新しく「太平洋」水槽に搬入しました。現在、メスの「遊ちゃん」とともに、2匹で泳ぐ様子をご覧いただけます。 ▼ 新しくやってきたジンベエザメ「海くん」 今回搬入したジンベエザメは、2019年9月1日に高知県室戸岬の定置網に入網し、同月3日より以布利センターで健康管理を行ってきました。 海遊館では、オスのジンベエザメの愛称は「海」くんを引き継ぐことにしています。 ▼ ジンベエザメ搬出の様子
2019.10.07
生きもの情報
エトピリカのヒナが巣立ちを迎えました!幼鳥の特徴である黒い羽の姿と、エトピリカの特徴である"潜水"する様子がご覧いただけます。
7月31日(水)に「アリューシャン列島」水槽で誕生したエトピリカのヒナが無事に巣立ちを迎えました! 現在、展示水槽で幼鳥の特徴である黒い羽の姿と、エトピリカの特徴である"潜水"する様子がご覧いただけます。誕生したヒナは親鳥によって育てられ、巣立ちを迎えた現在は、他の個体と同様に、飼育員の手元から餌を食べられるようになりました。今後、ヒナは 3~4 年かけて成鳥と同じ姿になります。
2019.07.17
生きもの情報
カリフォルニアアシカの赤ちゃんが生まれました!
「モンタレー湾」水槽にてほほえましい子育ての様子がご覧いただけます カリフォルニアアシカの子育ての様子今回誕生したカリフォルニアアシカの赤ちゃん 2019年7月12日(金)に、「モンタレー湾」水槽内でカリフォルニアアシカの赤ちゃんが誕生しました。母子ともに元気で、授乳の様子も確認できました。海遊館でのカリフォルニアアシカの赤ちゃん誕生は、今回の赤ちゃんを加えて15頭目です。今回出産したカリフォルニアアシカは、血統更新を目的とした個体交換により2012年6月に愛媛県立とべ動物園から搬入した愛称「アスカ」(年齢9歳)で今回の出産は、2018年に続き2回目です。アスカは口先で赤ちゃんに乳を飲むようにうながすなど、赤ちゃんをとても大切にしながら上手に子育てをしています。赤ちゃんは約1年間、母乳で成長します。現在、展示水槽で子育てを行っており、時間や場所によって親子のほほえましい様子を間近でご覧いただけます。「モンタレー湾」水槽には、アスカと赤ちゃん以外にも2頭のカリフォルニアアシカと、7頭のゴマフアザラシが一緒に暮らしています。誕生したばかりの赤ちゃんが、「モンタレー湾」水槽の新たな一員としてすくすく育ってくれるよう、成長を見守っていきたいと考えています。
2019.07.03
生きもの情報
オシドリのヒナが誕生しました!
「日本の森」水槽で、親鳥と一緒に8羽のヒナが泳ぐ様子を間近でご覧いただけます! 2019年6月23日(日)にオシドリのヒナが計8羽誕生しました。オシドリのヒナは生まれてすぐ泳ぐことができ、餌は親鳥と同じ雑食性で、植物や昆虫などを食べて成長します。通常、子育てはメスのみで行い、孵化後40~45日ほどで成鳥と同じ姿になり、巣立ちとなります。今しか見られないモフモフ姿のヒナたちが親鳥についていく様子や、親鳥がヒナたちの様子を見守ったり、羽繕いをしたりしている様子をご覧いただき、生命誕生の素晴らしさを感じていただきたいと考えております。※海遊館でのオシドリの産卵および誕生は、今回が初めてです。 今回誕生したヒナについて 産卵日:2019年5月2日~28日 孵化日:2019年6月23日 8羽 体 長:約10cm(目測 6月26日時点) 体 重:不明(未計測) オシドリについて 英名 Mandarin duck 学名 Aix galericulata東アジアに広く分布し、日本では北海道や本州中部以北で繁殖する。森林に囲まれた山の湖沼や池を好み、近くの樹洞に巣をつくる。成長するとオスは48cm、メスは41cmほどの大きさになる。主に植物食の雑食性で、雌雄で形態が異なり、オスの冬羽は特に鮮やかな姿をしている。繁殖期は4~7月で、メスは1回の産卵で7~12個の卵を産み、約1か月抱卵する。子育てはメスのみが行い、ヒナは40~45日で成鳥と同じ姿になり巣立ちとなる。 「日本の森」水槽について 「日本の森」水槽は日本の代表的な広葉樹林をイメージした展示で、四季折々の草花も展示している。植物のほか、「コツメカワウソ」、「水鳥」、「オオサンショウウオ」、「渓流魚」、「サワガニ」の5つのコーナーに分かれ、主に淡水域に生息する多種多様な生物を展示している。「水鳥」コーナーでは、オシドリ3羽(オス1羽、メス2羽)のほか、ゴイサギ、キンクロハジロなどの水鳥と、アユやギンブナなどの魚類を混合で展示している。※現在、「水鳥」コーナーでは、オシドリが子育てに専念できるよう、飼育展示をする種数を調整しています。
2019.06.13
生きもの情報
ミナミイワトビペンギンの赤ちゃんが誕生しました!
「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽で、愛くるしい姿の赤ちゃんと微笑ましい子育ての様子をご覧いただけます。 2019年6月6日(木)から6月8日(土)にかけて、ミナミイワトビペンギンの雛が合計6羽誕生しました。そのうち5羽の雛は、一般公開中の「フォークランド諸島(マルビナス)」水槽にて、子育ての様子を間近にご覧いただけます。また残りの1羽は、バックヤードで飼育員が親代わりとなる人工育雛を行っています。現在は親鳥が熱心に子育てをしています。雛は親鳥のお腹の下に隠れていますが、親鳥が動いたタイミングなどに顔を出し、ピーピーと鳴く様子をご覧いただけます。
2019.04.22
ニュース
フェリシモ×海遊館 「オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ」を販売しています!
株式会社フェリシモと海遊館のコラボ商品として、卵→ヒナ→成鳥へと3変化するオウサマペンギンのぬいぐるみが完成し、海遊館エントランスビル3Fのオフィシャルショップで販売しています!本商品は、海遊館のペンギン飼育担当が監修し、卵の大きさをはじめ、体の特徴も細部まで忠実に再現するなど、こだわりが詰まった商品です。※本商品に関するご質問は、海遊館インフォメーションまでお問い合わせください。 商品名:オウサマペンギン3変化ぬいぐるみ 価 格:2,600円(税別) 場 所:エントランスビル3階オフィシャルショップ 問合せ:海遊館インフォメーション 06-6576-5501
2019.03.28
ニュース
"未来の環境のためにできること" 新コーナーを開設します
"未来の環境のためにできること" 新コーナーを開設します新コーナーを開設し、各種プログラムを実施します 2019年4月1日(月)から、「新体感エリア」にて、ジンベエザメの胃から見つかった プラスチック製の櫛などを紹介し、地球規模の海洋環境問題となっている使い捨てプラスチックゴミについて考える機会を創出するため持続可能な開発目標(SDGs)やエシカル消費などを普及啓発する新コーナーを設置します。 新体感エリア内に設置する環境啓発コーナー(全体イメージ) また地球の未来のために、できることから始める取り組みのひとつとして、館内のショップで使用する商品バックをプラスチック製から紙袋に変更します。加えて、環境月間を含む6月30日(日)までの3ヶ月間は、"未来の環境のためにできること"キャンペーンとして、様々なプログラムを開催します。海遊館では、2013年に地球規模で環境変化の影響を受ける地域をテーマにした「新体感エリア」を設置しています。ここでは、生き物と自然環境の関係を体感型の展示方法でお伝えしてまいりましたが、現在、さらに、海洋プラスチックゴミの問題が注目され、国際的な取り組みとして、持続可能な開発目標(SDGs)の達成が重視されています。また6月末には、G20大阪サミットも開催されることから、地元の施設として地球規模の環境問題の普及啓発について、より一層の貢献をしたいと考えています。 海遊館では、地球規模で広がる環境問題の普及啓発について、より一層貢献してまいります。尚、2020年12月26日(土)より展示内容の一部を変更します。 →もっと詳しく見る
2019.03.20
ニュース
【開催中】ミニ企画展「ペン!ペン!ペペン!ペンギン展」
ミニ企画展「ペン!ペン!ペペン!ペンギン展」を開催中です! 「南極大陸」水槽リニューアル工事の裏側を紹介するミニ企画展です。工事にいたるまでの経緯や生きものの移動、工事の様子などをご覧いただけます。また海遊館で飼育している4種類のペンギンの生態や形態の比較できる模型の展示もしています。 ◆ 開催期間 2019年3月20日(水)~ 2019年7月15日(月・祝) ◆ 時 間 海遊館営業時間と同じ ◆ 場 所 海遊館4F ビューイングルーム ◆ 料 金 海遊館入館料に含む ◆ 問合せ 海遊館インフォメーション 06-6576-5501
2019.01.23
ニュース
特別展「海に住んでる夢を見る~魚と私のふしぎなおうち~」を開催します!
魚たちの"生きる工夫や暮らし方"を紹介する特別展示「海に住んでる夢を見る~魚と私のふしぎなおうち~」を開催します! 今回の特別展示は、魚と人にとって身近な「住(すまい)」をテーマに、生きる工夫や暮らし方が特徴的な魚たち13種約115点を展示します。その他、広い海を「住(すまい)」として生活する"群れる魚"を、Boids(ボイド)と呼ばれるシミュレーションプログラムで再現した壁面映像や、鑑賞者の動きに合わせて魚の群れが集まってくるインタラクティブなデジタルインスタレーション、生き物すべての「住(すまい)」である地球をテーマに、植物と生き物を同じシステムの中で育てる循環型栽培の仕組み「アクアポニックス」(直径約2.2m、高さ約2.2m)も見所です。 空間内は、海の世界と人の世界の要素が混じり合った独特な世界感に包まれており、イマジネーションをかき立て、魚たちの面白さや魅力への「新たな気付き」を生む工夫が詰まっています。まるで絵本の世界に足を踏み入れたような鑑賞体験を通して、魚たちの生きる工夫や暮らし方に共感して頂き、自然への興味関心を深めていただきたいと考えています。 開催期間:2019年3月15日(金)~2020年1月7日(火) 時 間:海遊館営業時間と同じ 場 所:海遊館エントランスビル4F 料 金:海遊館入館料に含む 展示種:13種約115点(アクアポニックスを除く) ガンガゼ、ヘコアユ、ミナミトビハゼ、ワニアマダイ、カイカムリ、コトブキテッポウエビ、ヒレナガネジリンボウ、キンチャクガニ、ソメンヤドカリ、イシダタミヤドカリ、マダコ、ハタゴイソギンチャク、カクレクマノミ 問合せ:海遊館インフォメーション 06-6576-5501
2018.12.28
生きもの情報
カマイルカのアーチが残してくれたこと
海遊館では、1990年のオープン時より、「タスマン海」の自然環境を再現した水槽で、イルカの飼育展示を行なっています。アーチ(愛称)は、海遊館にはじめてやってきたカマイルカで、施設が新しいだけでなく、飼育員も未熟ななか、アーチはカマイルカの飼育に必要なすべてのことを教えてくれました。2001年から2014年にかけて計5回出産し、胎児が成長する様子から出産の瞬間、小さくて頼りない赤ちゃんに夜中もずっと寄り添って泳ぐ姿、仔イルカへの深い愛情など、アーチから、命を繋ぐことの大変さとすばらしさを学びました。また、「カマイルカの繁殖生態」「仔イルカと母イルカの行動分析」「人工授精に向けた基礎データーの収集」など、飼育下でしか得られない情報を残してくれました。たくさんの情報を与えてくれたアーチですが、残念ながら2018年12月24日に亡くなりました。これからもカマイルカの飼育展示を通して、海生哺乳類の進化・適応のおもしろさや生命のすばらしさ・尊さを伝え、調査研究を通して種の保存や生息環境の保全に貢献できるよう努力してまいります。