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魚類

その歯、使い捨て!?

2025年08月04日

先日、「太平洋」水槽に搬入されたシロワニ。新しい環境にもすっかり慣れたようで、今では水槽内をゆったりと優雅に泳ぐ姿や、大きな歯をむき出しにしてエサを食べる様子をご覧いただけます。

そんなシロワニを観察していたところ、口の端から、いつもとは違う位置に歯が見えているのを発見しました。

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実はこれ、シロワニの歯が生え変わろうとしているところなのです。

サメの仲間は、顎の内側にもたくさんの歯が並んでいて、まるでベルトコンベアのように古い歯が抜け、新しい歯が次々と生えてくる仕組みになっています。今回見られたのは、ちょうど歯が抜け落ちる直前の様子でした。

水槽を掃除していると、たまに抜け落ちた歯が見つかることがあります。

こちらが実際に拾ったシロワニの歯です。鋭い形をしていますよね。この鋭い歯で、シロワニは獲物をしっかりと捕らえて逃がさないようにしているのです。

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ちなみに、サメの種類によって歯の形や役割はさまざまです。映画で有名なホホジロザメのように、獲物を切り裂くために歯の先端がのこぎり状になっているものもいれば、ジンベエザメのように餌を水ごと吸い込むことで食べる種では、歯をほとんど使わないため、小さく退化していると考えられています。

2508_samenoha_03.jpgホホジロザメの歯

2508_samenoha_04.jpgジンベエザメの歯

ご来館の際には、ぜひシロワニや他のサメの「歯」にも注目してみてくださいね!

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