どうやって乗るの?体重計!

冬支度もすっかり済ませたエトピリカたち。
夏に比べるとモフモフしていますね。

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そんなエトピリカたちですが、実は毎日体重を計っているんです。
こちらが実際に使っている体重計。横にある板がスロープです。

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で、どうやって体重計に乗せるかというと・・・・・・餌を使います!
いつも食べているイカナゴをチラチラッと見せて、こっちだよ~乗ってね~と体重計に乗ってくれるようにうま~く餌で誘導します。
実際に体重計に乗る様子をご覧下さい!まずはしゃり。



スロープを登って上手に体重計に乗っていますね!乗った後もその場でしっかりと待ってくれています。
次はぴっぷとけろち。実はこの子達、体重計の上に餌を置くと、スロープを使わずに横から飛び乗ります。

こんな感じ。



体重計の端に飛び乗るので、なかなか正確な数値を測るのが難しいのです。そんなギリギリに乗らなくてもいいのに・・・・・・。
最後はおこっぺ・・・・・・なのですが。
実はおこっぺ、全っ然体重計に乗りません。スロープでひたすら足踏みしています。



フミフミ、フミフミ・・・・・・スロープと体重計の間で行われる足踏み。
ほら、ちょっと足乗ってるよ!もう少し踏み出したら体重計乗れるよ!あともう一歩、もう一歩だけでも良いから!!・・・・・・と飼育員は思うけれど、そう簡単にはいかないのです。

人間にとってはただの体重計でも、エトピリカたちにとっては知らない、得体の知れない物。怖がったり、逃げたりするのは当たり前なんです。
でも生き物を飼育する上で、体重を知っておくのはとても重要です。だから体重計にしっかり乗れるようになって欲しい。
そのためには、エトピリカたちに体重計に慣れてもらって、いつでもスムーズに体重をはかれるようにしておかなければなりません。
毎日体重を計っているのは、体重計への恐怖心を減らすといった理由もあるのです。
体重を計るために、どんな乗り方が怖くないのか?どこにおけば乗りやすいのか?どういうやり方なら乗ってくれるのか?・・・・・・など、その個体にあわせたやり方を常に模索しています。

今はまだ怖がってしまうことも多いけれど、少しずつ慣れていってくれるように、飼育員も一緒にがんばります!

ちなみに。
エトピリカたちの体重ですが、大体700~800gあります。
数値で言われてもパッとしませんが、平均的な大きさのリンゴ2個半ぐらいの重さです。意外と体重あるんですよ!

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