ワモンアザラシのアラレ仔の離乳訓練

5月中頃、アラレ仔の体の白い毛がすっかり抜けて輪紋(ワモン)模様の毛に生え変わりました。
ここで、子育ての次の大きなステップである離乳が訪れます。

本来のワモンアザラシの子育てでは、白い毛が抜け変わるとミルクを飲まなくなり、魚を食べ始め独り立ちの時期が訪れます。
アラレ仔も例外ではなく、毛が生え変わったタイミングからミルクを飲ませても体重があまり伸びなくなり、離乳のタイミングが来ました。

人工哺育でのアザラシの離乳にはいくつかの方法があるのですが、今回は口に魚を入れて飲み込ませる方法をとることにしました。
以前ゴマフアザラシの離乳を行ったときは、この方法で離乳を行うと、1カ月ほどで自分から魚を食べるようになるケースがほとんどでした。

今回もそのくらい時間がかかるだろうと予測していましたが、アラレ仔は予想に反して、開始わずか4日ほどで完全に自力で魚を食べられるようになり、海獣チーム全員が驚きました。

今後の成長もとっても楽しみです!

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