ワモンアザラシ「ミゾレ」のお食事タイム

8月18日に海遊館で初めて繁殖に成功し、人工哺育で育ったワモンアザラシ「ミゾレ」が「北極圏」水槽にデビューしました。
「ミゾレ」は飼育員が親代わりとなり人工哺育で育てたこともあり、飼育員(人間)が大好きです。
そんな「ミゾレ」ですが、予備水槽で飼育しながら、プールから上陸する訓練や、不定期に「北極圏」水槽に誘導するなど、展示デビューに向け、しっかり準備を整えました。

さすがの「ミゾレ」も引越し当日は緊張した様子でしたが、半日後には、すっかり緊張もほぐれ、今は1日約2.3kgのエサを4回に分けて、もりもり餌を食べています。

▼頭が小さいので、より一層丸々とした体形が際立ってみえます。

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餌は摂取カロリーや量などを計算したメニューなのですが、毎日、あっと言う間に完食し、まだまだ物足りないような様子もあります。ワモンアザラシも人間同様、食べ過ぎは体に良くないので、そこは我慢。
お食事タイムでは、様々な刺激を与えるために色々な場所に移動させたり、健康管理に伴うトレーニングも進めています。


実はワモンアザラシは飼育下での繁殖技術が確立できておらず、「ミゾレ」は誕生直後から我々に貴重な経験をさせてくれています。これからも1日1日たくさんのことを学び、「ミゾレ」と一緒に成長していきたいと思います。

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