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飼育員の息抜き

白身魚、そのお味は?

2026年07月11日

最近の物価高、家計をあずかるみなさまには頭が痛い問題ですよね。
私は魚を食べるのが好きなのですが、このところ、魚は高価。そんなことを言っていると肉類も値上がりしてきたのですが...。
それでもやっぱり私は魚を食べたいので、スーパーで手ごろな魚を探していたところ、ムニエル用の白身魚で、味付けしてあり、あとは焼くだけという魚がパックでありました。隣にあったサケよりも安価だったし、即購入!

家に戻り、魚をこんがり焼いて、さて、食べましょうと皿の上に置いた魚をまじまじ見るとなんか既視感が??
そこで初めて、魚が入っていたパックの裏を見る(それまで見なかったのかという突っ込みはなしで願います)と、「パンガシウス」とありました。
ああ、これ、海遊館にもいるー。
といっても、生きた状態ではなく、冷凍されており、ある生きものの餌として使用しているのです。

2607_shiromi_01.jpg
これですね。

で、ある生きものとは誰なんでしょうか?

2607_shiromi_02.jpg
答えは~コツメカワウソです。

当館ではカワウソにニジマスやワカサギ、シシャモなどを主に与えていますが、餌の種類はなるべく多い方がよいと考えています。カワウソたちにとって選択肢が多いと刺激になりますし、今時、急に特定の種類が入手できなくなる可能性も大きいですから、それを避けたい!!だから、餌担当にはいろいろな種類の魚を探してもらっているのですが、そのひとつがパンガシウスでした。

パンガシウスは東南アジアに暮らすナマズの仲間で、ベトナムではカイヤンと呼ばれる Pangasianodon hypohthalmus や、バサと呼ばれる Pangasius bocourti などが日本に多く輸出されているのだそう。他の水族館でカイヤンを見てきましたが、日本のナマズより体高があり、3枚おろしにしやすそうでした。日本には皮をとって、3枚おろしの状態の冷凍フィレ(写真1枚目参照)で送られてきますから、私たちも料理しやすいです。ムニエルやフライ、時にはかば焼きにすることもあるそうで、ある係員からは「回るお寿司屋さんにあったでー」と聞きました。

で、パンガシウスのお味はというと...私が食べたのは味付けしたものでしたが、タラなどよりはやや癖はありますが、ナマズで脂っぽいのかなと思いましたが、割とあっさりしているかな?という感じでした。以前、寿司で食べたという係員は「ねっとり感があって、少しにおいがある気もした」と言ってました。ただ、これは個人差がありますから、みなさまはどう感じられるか?一度食べて、感想を教えていただければうれしいかな。

では、カワウソたちの人気はいかが?と担当に聞くと、これを食べるカワウソは一部のみで、特に年寄りのカワウソたちは好まないとのこと。カワウソの好みって、なかなか保守的ですから...。

餌担当にはこれからも新しい種類を探してもらおうと思います。よろしくね。

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