「瀬戸内海」水槽のカワハギ。
釣りをする方はこのおちょぼ口でエサを上手にとるので、「エサとり」として嫌がられることも多いと思いますが、白身で肝臓がおいしい魚ではあります。フグの仲間に近いですしね。
かたい皮の上に細かい鱗がびっしり並んでいて、皮に切り込みを入れるだけでつるっとむくことができるため「皮はぎ」の名前がつき、別名では「ばくちうち」とか「丸はげ」などと呼ばれることもあります。
さて、カワハギ、外見で雌雄を区別することができます。
オスは背びれの一番前の軟条が糸のように長く伸びていますが、メスは伸びていません。
ということで、上の写真はオス、下の写真はメスです。
オスの中で1尾、おもしろいカワハギがいます。
それはこちら。
糸のように伸びた軟条が先で二股になっているのです。
軟条はやわらかいので、喧嘩でもしたのか、裂けてしまったようです。
個人的には「枝毛」と呼んでいますが、担当からすれば「毛じゃないわ!!」って言いそう(笑)
じゃあ何?枝条?→「えだじょう」ってちょっと俳優さんみたいですね。
二股?→響きがなんだか...
呼び方はまあいいとして、枝をなびかせて泳ぐカワハギを探してみてくださいね。
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