ミゾレ1歳の誕生日! ~トレーニング奮闘記編~

昨年の7月から始めたハズバンダリートレーニング。約10か月が経過した今、13種目できるようになりました。
今回は「吻(ふん。口先のこと)タッチ」と「握手(右)」について、完成までの過程をご紹介します。  

「吻タッチ」というのは「ターゲット」と呼ばれる目標物に吻をつける種目で、様々な種目に派生するトレーニングの基礎でもあります。

こちらは吻タッチトレーニングを始めた頃の様子


オレンジ色の道具が「ターゲット」です。 ターゲットに吻をつけたままキープしたいのですが、最初はちょっとつけるだけでもOK。
トレーニングでは、少しでも進歩があると「褒める(ここでは=餌がもらえる)」を繰り返し行います。
ここから吻をつける時間を少しずつ延ばしていき、OKの合図(海遊館ではホイッスルや「ヨシ!」のかけ声)までキープできるようになりました。
次に、ターゲットから飼育員の手のひら(以降「手」)にすり替えていき、
【手を出す(吻タッチのサイン)⇒吻タッチ⇒OKの合図までキープ】
という種目が完成しました!
写真①.jpeg
吻タッチする時に眼を閉じてしまうのがミゾレの癖のようです・・・。

次は「握手(右)」のトレーニング。
こちらはトレーニング過程を記録したノートを見ながら、完成までを追っていきたいと思います。(読みにくいですがお見逃しください...。)

初めの目標は 手でミゾレの右前肢を持つこと。「吻タッチ」の時と同様、まずはターゲットにタッチ⇒手にすり替えていく方法で進めました。
トレーニング5日目のノートがこちらです。
写真➁.JPG
ターゲットから手に移行していた時期ですが、触れる程度で右前肢を持つまでには至っていません。
写真③.JPG
それからトレーニングを続け、約1週間で右前肢を持てるようになりました! 少しでも長い時間キープできるとたくさん褒める、を繰り返すのが大事です。

次の目標は "ミゾレ自らが給餌者の差し出した右手に右前肢を乗せる"。
右手を差し出す「サイン」を出す⇒ミゾレがそれに応えて右前肢を手に乗せ握手する、といった完成までの最終段階なのですが、「あと一歩」と思う私の心情とは裏腹に、ミゾレは同じトレーニングに飽きたのか、ターゲットへのタッチすらやらなくなることも...。
トレーニングに焦りは禁物。そんな時は違う種目を挟んで、ミゾレが飽きないように工夫しました。

そんなこんなで、「握手(右)」がついに完成!記録ノートも完成したことへの嬉しさで溢れていますね(笑)
写真⑤.JPG写真④.jpg
約1か月半...ミゾレと一つの種目を作り上げていく毎日は、新しい発見の連続でもあり、私自身も飼育員として成長できた気がしています。 これからもミゾレをどうぞよろしくお願い致します!
写真⑦.JPG

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