これは何でしょう?part17

タカアシガニたちが暮らす「日本海溝」水槽に、オレンジ色のホースが沈んでいます。

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以前紹介したホース(「これは何でしょう?part7」)とは違い、あまり動きません。
辿っていくと...

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ダイバーがいました!
手元にはスコップが。。どうやら水槽の掃除中だったようです。
これは「バキューム清掃」と言って、水槽の底に落ちている細かいゴミや生きもののフンを水ごと吸ってキレイにする作業です。
だいたい1時間くらい潜って作業をします。


他の水槽でも曜日や時間を決めてバキューム清掃をしていますが、「日本海溝」水槽での作業は特に過酷です。
というのも水温が13℃! ちなみにジンベエザメの暮らす「太平洋」水槽は23℃。
海水浴やプールで快適に過ごせる水温は23℃以上、サウナの水風呂は17~20℃くらいが多いみたいです。
身の周りの水と比べてみると、「日本海溝」水槽の冷たさがご想像いただけるかと思います。

中が濡れない「ドライスーツ」を着ているとは言え、冷たい海水の中で1時間の作業...。
この後水槽からあがってすぐに、温かいシャワーを浴びに行く飼育員でした。

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