ウマヅラアジの暮らし
- 2020.04.18
- 魚類チームの日記
今回は、お客さまを最初にお迎えする「アクアゲート」で暮らす ウマヅラアジ をご紹介します!
ウマヅラアジはアジの仲間で、体が平らで体高が高く、背ビレ、腹ビレ、胸ビレが糸のように長いのが特徴です。
▲これは2019年7月の写真ですが、銀色の体に特徴的なヒレが伸びています。とても綺麗です。この時の全長は約15cmでした。英名はIndian thereadfish で、長く伸びるヒレから thread(糸)fish(魚)と呼んだのですね。また、同じ英名でもオーストラリアでは、Diamond trevally とか Diamond fish と呼ばれているようで、こちらは体の形の特徴を名前にしたようです。
▲こちらが現在の姿、全長約30cmになりました!
綺麗な銀色の体は健在ですが、特徴的だったヒレが短くなりました。また、口元が出てきてどこか馬のよう...
そうなんです!ウマヅラアジは成長するにつれて各ヒレが短くなり、顔が馬のようになってきます。この顔が和名の由来でもあります。
ちなみに水槽内では群れをつくって泳ぐ様子も見られます。魚類のオンライン図鑑 "fishbase" にも「成魚は群れを形成する。幼魚は単独で生活する」とあり、成長に伴って暮らし方が変わることがわかります。
fishbaseの記事(英文)は、こちらから。
大きくなると1m以上になるので、これからの成長も楽しみです!
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和名:ウマヅラアジ
英名:Indian thereadfish
学名:Alectis indica
主な生息域はインド洋から太平洋。南日本でも見られる。成魚は一般に全長1mほどに成長し、群れを形成する。幼魚は、単独生活し、外敵から身を守るためクラゲに隠れて暮らすこともある。
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