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「無脊椎動物」の記事

こぶこぶデビュー(コブエイレネクラゲ)

みなさんこんにちは(^▽^)/ 突然ですが、皆様にぜひ見てほしいクラゲをご紹介します! このクラゲは現在 "コブエイレネクラゲ" といいます。 このクラゲは特に珍しいクラゲでは無いのですが、少し変わった経歴があります。 実は、数年前まで水族館の中でしか見つかっておらず、このクラゲについてあまり分かっていませんでした。 ところが、実は中国ではすでに見つかっており、別種(ギヤマンクラゲの仲間)として誤登録されていたのです!  今回、コブエイレネクラゲは大量の稚クラゲが発生したのですが、クラゲが沈まないぎりぎりの弱めの水流をエアレーションで発生させて管理してみました。クラゲ担当曰く、通常通り、止水で管理するほうが育つのでは?とのことでしたが、今回のクラゲたちは止水では全く育たず、水流を発生させたほうが育ちました。その後、形が崩れてしまう個体が出てきたり、徐々に消滅する個体が出てきたりと展示できるサイズまで育つかハラハラドキドキでした。今回、私が初めて管理に関わったクラゲを展示デビューさせることができたので、うれしくてブログに書いてみました。海遊館では久しぶりの展示になります。みなさん是非私が育てたクラゲを見て、SNS等にたくさんアップしてくださいね!

無脊椎動物

2025.06.29

  • #クラゲ

北海道の海

先日クラゲの勉強会で北海道の室蘭に行き、現地の海のクラゲを見ることができました。北海道の海はまだ海水温が低く10℃近くまで下がっていました。海に手を入れるととても冷たく痛かったです。海水温が大阪湾と比べるとかなり低いため大阪湾では見ることのできないクラゲがたくさんいました。今回は2種類のクラゲを紹介します。まずはこちらの写真を見てください 。この白いぽつぽつ、実はすべてクラゲです。このクラゲはシロクラゲといい「海月銀河」でもおなじみのクラゲです。私も野生のシロクラゲを初めて見ましたがこんなにたくさんいるとは思いませんでした。(さすが北海道の海。。。)続きましてこちらのクラゲです。このクラゲは大阪湾でもよく見るミズクラゲでは?と思う方もいらっしゃるかと思います。しかしこの個体はミズクラゲではなくキタミズクラゲといいミズクラゲとは別種のクラゲです。このキタミズクラゲの特徴は傘の縁の部分が褐色になります。現在海遊館ではミズクラゲとキタミズクラゲの展示を行っているのでぜひ実際に見比べてみて下さい。今回、この2種のほかにもいろいろなクラゲを見つけることができ、冷たい水域での生態を学ぶことができました。また機会があればほかのクラゲも紹介させていただきます!!

無脊椎動物

2025.06.15

  • #クラゲ

春の知らせはカヌレと共に

3月の寒さも残るある日、岩壁調査に行った普及交流チームのメンバーがクラゲ担当の私に、「カヌレみたいなクラゲがいる!」とお知らせが。カヌレってあのお菓子のアレですか???なんじゃそりゃ???と採集されたクラゲ(?)を見て、私は一言。「カヌレやん」真っ先に思い浮かんだのが冠(かんむり)クラゲ目ですが、形状があまりにも違う...。以布利センターの元クラゲ担当を含む、クラゲ界隈にも聞いてみましたが、「ナニコレ???」状態。しばらく飼育してみるも、3日くらいでしぼんでしまいます。そもそも摂餌をしていないみたいです。その後も何個体か採集できたので、しばらく観察してみると、何やら側面にコイル状の模様があるのに気づきました。これってもしかして...春先によく見かける、「カミクラゲ」の生殖巣やないかーい!衰弱して触手や内臓の部分が抜け落ちて、このような形状になってしまったと思われます。(クラゲ界隈のみなさま、その節はお騒がせしました!!!!m(_ _)m )ということは、いつも行くクラゲ調査地点では、もうカミクラゲが発生している...ってコト...?※海遊館近くの岩壁は川の水が混ざっているので、クラゲ採集にはあまり適していません後日、クラゲ調査に行くと、カミクラゲを採集することができました!もちろん、さっそく「海月銀河」へデビューしてもらってます!それにしても、まさか春の訪れをカヌレで感じることになるとは思いませんでした(笑)「海月銀河」ではカミクラゲをはじめ、春先に見られるクラゲを続々と展示しています!海遊館に訪れた際には、カヌレではなく、クラゲで春の訪れを感じてみてくださいね〜!

無脊椎動物

2025.04.12

  • #クラゲ

サンゴ展リニューアル!

3月5日で「いのちぐるぐるサンゴ展」がちょうど1周年を迎えました。また、今年は海遊館が35周年を迎える年になので、35周年とサンゴ(35)をかけて、周辺施設にもサンゴのデザインを取り入れるなど、周年イヤーを盛り上げています。サンゴ展は1周年を迎え、一部リニューアルすることとなり、周年イヤーを盛り上げるひとつとなっています。内容は実際に見に来ていただきたいので、今回は一部をご紹介します。新たにサンゴ水槽を1つ設置しました。この水槽の主役は、サンゴはもちろんのこと、ヤドカリやマガキガイなど水槽内を掃除する生きものにも注目してほしいと思い作りました。私たちは彼らを「チームお掃除」と呼んでいます。名前の通り、水槽内はコケなどがほとんど生えずとてもきれいで、飼育員はあまり掃除する必要がありません。陰ながら水槽を支えていくれているヤドカリたちにも注目してください!それと今回のリニューアルでは、サンゴのことやサンゴを取り巻く環境などをお伝えするため、ライブ配信を行います。3月5日から7月までの間、毎月第二、第四土曜日の19:00~、合計10回の配信を予定しています。大阪・海遊館 Osaka Aquarium Kaiyukan - YouTubeこれは初の試みなのでドキドキですが、皆様にもっとサンゴの魅力をお伝えできればと思います。それではお楽しみに~!

無脊椎動物

2025.03.12

新春クラゲ調査!

極寒の中ですが、クラゲ調査に行って参りました!さむい!!!!冬の海を舐めてた!!!ヒー○テック着てくれば良かった!!!!!!というわけで、今回も大阪湾で出会ったクラゲたちを紹介していきますね。まずはこちら、チョウクラゲ。有櫛(ゆうしつ)動物門というグループの、刺さないクラゲです。左右にある翼のような突起で羽ばたくように泳ぐ姿は「あなたホントにクラゲなの???」と思ってしまいます。そしてこちら、蛇のように泳ぐ「オビクラゲ」先ほどご紹介したチョウクラゲと同じく有櫛動物門に属するクラゲです。着物で使用する「帯」のような形をしていますが、ヘビにも見えます。まさに今年の干支、ヘビ年にふさわしいクラゲですね。さらに、ヒトモシクラゲ蛍光タンパク質を持ち、光るクラゲとして有名です。オワンクラゲとよく似ているのですが、触手の数や放射管(傘の中の線)の本数によって区別できます。担当としては、隣同士の水槽でオワンクラゲとヒトモシクラゲを展示して「何が違うねーん!」と見比べられる展示をしても良いかな...と思っています。あとは、めちゃデカな「ヒクラゲ」も採集することができました!海遊館でも展示したことのあるアンドンクラゲの仲間で、大きさ20cmほどになる毒の強いクラゲです。大阪湾での採集事例は聞いたことはありますが、まさか見ることができるとは・・・!他にもたくさんのクラゲに出会えました!新年から幸先の良いスタートを切れた大阪湾クラゲ調査!今年もいろんなクラゲや生きものに出会えるといいな〜

無脊椎動物

2025.02.05

  • #クラゲ

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