親の愛(オウサマペンギン雛成長記録)
写真真ん中で眠っているのが昨年8月に生まれたオウサマペンギンのヒナ。
そしてその両サイドでヒナを守るように立っているのがお父さんお母さんペンギンです。
周りに危険はないか、ヒナが安心して眠れるようにしっかり見張っています。
ヒナが生まれて8カ月がたち、そろそろ親離れ・子離れの時期のはずなんですが...
子供のことがかわいくて、心配で仕方ないんでしょうね。
親の深ーい愛を感じた瞬間でした。
バックヤードで人工育雛(親ペンギンに代わって人がヒナを育てること)をしていた
オウサマペンギンのヒナが,南極大陸水槽にデビューしました。
自分と同じオウサマペンギンの仲間との初対面です。
ちゃんとペンギン達の輪の中に入れるか、プールに落ちたりしないか心配しましたが、
私たちの心配をよそに元気に暮らしています。
バックヤードにいる時もブロックの上にちょこんと乗っていることが多かったのですが、
展示水槽でも、一番見晴らしの良い丘の上に上って過ごしていることが多いんです。
皆さんはペンギンの耳って見たことがありますか?
実はペンギン、耳がとってもいいんです。
ペンギンの大部分は、大集団を作って繁殖をするのですが、その時に、赤ちゃんペンギンは
自分のお父さん・お母さんを鳴き声で識別していると言われています。
たくさんいるペンギンの中から、自分のお父さん・お母さんを探すのってすごく大変そうですね。
では、ペンギンの耳がどこにあるのかというと...
下の写真に写ったあやしい機械。
ヒナの健康管理のために重要な機械なんですが、何かわかりますか?
実はこれ、ヒナを飼育している保育器内の温度を下げるためのクーラーです。
生まれたばかりのヒナは、まだ防寒用の羽根がしっかりと生えていないため、
寒さに弱く、親ペンギンのあったかいお腹の下で1日の大半を過ごしますが、
ヒナが成長するにつれ、ふわふわの綿羽(めんう)とよばれる防寒用の羽根が
生えてくるため逆に暑さに弱くなってしまうのです。
親ペンギンが育てている場合は、お腹の下からヒナが顔や体を出したりして
調整できるのですが、人工育雛の場合は保育器の温度をどんどん下げて
あげないといけないのです。
そんな時に登場するのが上のごっついクーラー。
このクーラーのほかに、保冷剤、扇風機なども使います。
ちなみに暑いときはこんな感じで腹ばいになって寝ています。
オウサマペンギンの赤ちゃんが12月14日に孵化しました。
この赤ちゃんは、親ペンギンが上手く卵を温めることができず、ふ卵器に収容していた卵から生まれたので、飼育係が親代わりになり育てることにしました。
現在、展示通路から間近にご覧いただける場所で餌やりなどを行っていますので、
是非見に来てくださいね。